パンダ好きとして長年憧れていた、中国四川省成都のパンダ基地3つをめぐるツアーに参加した旅行記の続きです。
なるべく読みやすい長さで、場所ごとに読めるように書くつもりですが、成都への長年の憧れとパンダ愛が深すぎて長くなってしまう可能性があります。サラッと読み流して下さい。
シャンシャンに会いに行きたくて同様のツアーの参加を検討しているという方など、どこかの誰かの何かの参考になったら嬉しいです。
この記事ではツアー二日目、都江堰のパンダ基地に行った時のことを書いています。
よろしくお付き合い下さい。
(*・ω・)

ツアー二日目、成都到着翌日となるこの日からいよいよ観光スタートです。
ホテルでしっかりと朝食を食べてから出発しました。

この日まず向かうのは都江堰大熊猫繁育研究基地です。都江堰(とこうえん)という場所にある、パンダ繁殖研究センターのこと。
ホテルからは80キロ弱離れており、バスに乗って一時間半ほどの移動となります。
皆さまご存知の通り中国ではGoogleはアクセスが規制されております。Googleマップを見ることができてもあまりあてになりません。そのため滞在中は百度地図というアプリを使いました。

スマホのネット環境ですが、私は普段日本でahamoを使っていて、それだと海外の主要国で設定なくそのまま使うことができます。月の基本容量分をそのまま使えて非常に便利です。
中国でも使えることはサイトで確認済みでしたが、中国はとても広い。特に今回は地方にも行くため繋がるかが心配でした。つながらなければ現地でSIMを買うつもりでしたが、結果的に言うとなんら問題なく使用することができましたよ。速度も普通。
SIMを購入する場合は日本で香港系の通信会社のものを選んで購入していくといいと思います。それだとGoogleやLINE、Instagramも使えますから。

高速道路の景色は日本とほとんど変わりません。
台湾もそうですが、日本のどこかと言ってもいいぐらいに同じような風景です。
今回の旅行は日本のGW中ですが、中国でも5連休でした。ガイドさんによると労働者のお休みで、毎年あるお休みだそう。つまり中国もGWってことかな?
そのため、この旅は大型連休による渋滞と混雑に毎日悩まされることになりました。

渋滞する道を走り、そろそろ到着です。
パンダ基地のまわりには屋台が並んでいました。

台湾の夜市のような、日本のお祭りのような賑わった雰囲気です。
美味しそうなにおいがして、アジア飯好き食いしん坊の私は心惹かれます。蒸したとうもろこしとか美味しそう♪
(*´ω`*)

パンダのぬいぐるみなど、お土産ものを売る屋台もいっぱい。
これはまだ基地の外なのに、ここだけですごい数の屋台がありましたよ。この日は雨なのでレインコートを売る人だとか、物売りがグイグイやってきます。
商魂たくましい。

竹を持ったパンダのリュックとか、ちょっとかわいいやん。
しかしバスの中でガイドさんに「これから行くパンダ基地では買い物禁止です」と釘を刺されていますのでね。見るだけ。
買い物禁止なのは時間が無いからです。
渋滞で時間が押してしまうので、今日は巻いていかないとダメなんだって。

竹林の奥に見えるのが都江堰大熊猫繁育研究基地の入口です。
ついに、本場のパンダにご対面よ♪
゚。+(=゚ω゚)ノ+。

中に入る前に用を済ませましょ。
パンダの絵がかわいいね。
中国といえばトイレ事情が気になりますよね?
私はめちゃくちゃ気になりましたよ。
これが空港、ホテル以外での初の「中国のトイレ」となりましたが、やはり紙はありませんでした。
水洗だけど和式便器です。紙は流せず、横にあるゴミ箱に捨てるシステムで、これは他の観光地もほぼ同じ。洋式のはあっても一つとか、いわゆる多目的トイレにあるぐらい
私は日本から流せるポケットティッシュを沢山持って来ましたが、トイレットペーパーの芯を抜いたのを持ち歩くのが一番安心な気がします。この翌日はホテルのを一つ拝借し、それを持ち歩きました。

用を済ませてスッキリしたところでいよいよ中へ。

入口横には記念撮影スポットも。

入口にあるパンダの写真パネルをよく見て、ハッとしました。

上の写真を拡大したものがこれ。
パンダと記念撮影してる!!
(||゚Д゚)
私の夢というか、終活?の目標である「パンダを抱っこして遺影撮影」が出来るんじゃないの?
ついに!と思ったら、どうやらこれは合成写真のようです。昔は三万ほど払うと本物のパンダを抱いて写真撮影可能なパンダ基地がありましたが、現在はパンダのためにそれをやらなくなったとガイドさんが仰っておりました。
パンダファーストなんやね…
しゃーない。国宝様だもんね。(´;ω;`)

ガイドさんに連れられて進みます。

都江堰パンダ基地は東京ドーム10個分ぐらい広大な施設です。
こちらの施設は山の傾斜を利用しており、徒歩で上がるのはなかなかハード。そのため、まず園内を走る電動カートに乗って上まで上がりました。

カートを降りて、第一パンダにご対面です。
奥にいる!
(∩´∀`∩)

きゃわいぃぃー
まだ幼いパンダが3頭お食事中ですよ。

この日のために私は今回安物のズームレンズを新調しました。
渡航前、鳥の撮影など写真が上手な4トラベラーさんとお会いした際にどうやって撮っているのかを聞いたところ、でっかくて重いズームレンズを使っていると仰ってました。レンズで1キロ以上あるそうな。それだと鳥もはっきり綺麗に撮れるんだって。
一眼レフカメラにそのレンズを合わせたら2キロぐらいはあるのかな?私は猪首なせいか、首こりと肩こりが酷くて、ミラーレス一眼ですら一日下げていると頭痛がします。
だからそういう大きなレンズの持ち歩きは無理。軽さに惹かれてこれを買いました。すごく軽くて持ち歩きもあまり苦になりません。これで上手く撮れたら儲けもん、という程度です。

おニューのズームレンズで撮影に臨むも、不慣れなため思うようにピントが合わない。
いきなり本番は無謀だわね。
少し練習してきたらよかったわ。
(;^ω^)

こちらの施設のパンダのお家はこんな広さです。
パンダは大体4歳ぐらいの大人になると縄張り意識が芽生え、単独で生活します。そのためパンダ基地の中はこういう部屋がいくつもあるのです。
この広さなので、ズームレンズでないと厳しいのですよ。左奥にいるのが分かりますかね?これをスマホや普通のレンズで撮っても小さいの。

肉眼で見るよりもズームで見る方がよく見えます。老眼もそろそろ始まるからなぁ。
この子もまだ小さいねぇ

奥でモシャモシャとお食事中

お腹の上を竹まみれにしてますね。
寝食いをし、食べこぼしをしても怒られない。
かわいい〜♪と言ってもらえる。
パンダっていいなぁ
私も食べこぼしは得意だけど、そんなの人間の大人としては恥でしかないわよ。

ちびっこが大勢集まり、キャッキャしてる。
なんだろう?

パンダが近い!!
ちびっこ達はこれから「パンダのお世話体験」をするようで、手にたけのこを持っていました。
それを見たパンダさんが寄ってきたみたいです。たけのこはパンダの大好物ですからね。

パンダって寝てるイメージの方も多いかと。
しかしここのパンダさんはみんなわりと活発に動いていましたよ。上野でも午前中は起きていることが多いです。

うろうろ…

よいしょよいしょ

お水でも飲みましょか
緑が多い、自然な感じで作られた庭の中を自由に歩くパンダの姿がかわいらしい。

きょうだいかな?
二人で何やらおはなし中

連休ということで、園内はこのように大変混雑していました。
5連休だからであって、普段はガラガラだそうですよ。
中国は近年パンダブームだと聞きますし、パンダ基地は動物園感覚なのかしら?ここの基地以外も、赤ちゃん連れからご老人までお客の年齢層は幅広かったです。

パンダ親子を眺める親子連れ。
子供達がパンダ風コーディネートなところがかわいいね。
ほっこり(*´ω`*)

ガイドさんに連れられて園内を進みます。
自由に見ていると迷子になり、キリがないので(みんなほんまモンのパンダガチ勢だから)広い施設内のポイントを絞って動きました。
要所要所で止まり、ガイドさんに○分に出発ですと言われてその時間内にパンダを堪能、撮影。
余談ですが、パンダガチ勢のみなさんは黒い服を着ています。これは上野動物園でもそうで、この界隈の暗黙の了解なのです。
黒い帽子、黒いマスクと黒子のような服装に徹底している方もいました。白い服はガラスに映り込み、撮影に支障があるため、黒が望ましいとされているんですよ。これ豆な。
私はツアー内では「浅いパンダ好き」なので、全身黒の日はほとんどありませんでした。この日は屋外の仕切りガラスが無い施設なので、普通の服で来た。それでも一応地味色ですけどね。
上野でも、中国でも、パンダ観覧の際はビジュアル系バンドの追っかけのような黒づくめが望ましいですよ。たとえが古くて申し訳ない。
(;^ω^)

そして上野動物園パンダガチ勢界隈では、一眼レフの上にスマホをセットして写真撮影と動画撮影を同時にしている方も多いです。
これは専用の部材を一眼レフに付けるみたいで、Amazon等で探すと販売されています。この画像もAmazonの商品のを拝借しました。
いろんな形のがあり、値段も様々。
宣伝じゃないですから、ご興味ある方は調べて見てください。お子様の運動会撮影にも使えますよ。
パンダ撮影の場合、白いスマホカバーたとガラスに反射するから黒の方がいいヨロシ。
(*・ω・)

マッチョさを感じるこの子は米国帰りだったような…??
オレの横に来いよ
って言いそうなワイルドさを感じるわ。

ふぅ、疲れたな…
ちょっと横になるか

なんか今日はうるせーなぁ
ゆっくり寝させてくれよ
アメリカと違って騒々しいぜ…

米国帰りの帰国子女以外もおねんねタイム

スヤァァァ
私も寝不足で眠いよ。
明日はこの旅のメインであるシャンシャンのいる基地だからね。今日は早く寝たい。

タイヤの遊具のあるお庭

その木の上にパンダさんがいる!

子どものパンダは木登りが得意で、木の上が好きみたいですね。
食っちゃ寝しているのは大人で、子どもはよく動いて活動的なのですよ。人間と同じですね。

ちなみにこちらのパンダ基地にはレッサーパンダもいます。
大熊猫がパンダで、小熊猫がレッサーパンダのこと。これは台湾仲間のまっつんさんに昔教えてもらいました。ちなみに台湾だと大熊猫ではなく、大猫熊と書くんだって。
(*・ω・)
ガイドさんに「レッサーパンダですよ」と言われて私は色めき立ちました。レッサーパンダも好きなのです。
でも、見えるのは茶色の背中のみ。

かろうじて尻尾が見える。
残念ながら、お顔を拝見することはできませんでした。他の場所のレッサーパンダもこんな感じでした。
かなしー(´;ω;`)
レッサーパンダ以外に孔雀とかもいたようですが、我々のツアーではその辺は割愛されました。パンダのみ、そのパンダも主要エリアだけを見学しております。

愛らしい顔のレッパンは見られなかったけど、こうして木登りするパンダさんを見られただけで嬉しい。
こんな景色は日本で見られませんからね。
初めて見たよ。

木の上でたけのこモグモグ

はぁぁ〜かわいい
ぽっこりしたお腹もかわいいねぇ

お母さんと双子パンダ

ふたりでわちゃわちゃとじゃれあってます。
母は我関せず。
上野のシャオシャオとレイレイもこんな感じだったねぇ。今年の春に二人はそれぞれひとり立ちしちゃったけど。

ぶらーん
母は全く動じない。寝てる?
(;^ω^)
パンダって単独で生きる動物で、春の「恋の季節」に異性とめぐり合って燃え上がり、夏〜秋頃に出産します。そしてその後は女一人で子育てするのですよ。
人間に例えると、夏に海で出会った男女が激しく求めあい、それで出来た子を女が黙って産んで一人で育てているようなもの。養育費もサポートもなしで、子ども二人の面倒を見るのです。
男はやるだけやって去るの。一緒にマタニティ時期を過ごすとか子育てを手伝うことはなくて、共に住むこともしません。女に子ができたことすらも知らないでしょう。
それを思うとパンダの母って強いよね。そしてパンダの男ってひどいやつに思えてくるわ。
やり捨てしやがって…
(。´Д⊂)
単にパンダがそういう生態系なだけとはいえ、一人で子育てするシンママのパンダに尊敬してしまいます。子供も二歳ごろには独り立ちしていなくなるんですよ。
↑非常に愛らしいので見てほしい
子パンダは木登りが好きだけど、降りるのは下手くそなのですよ。

パンダ基地にあった記念メダルの自販機
京劇風パンダのに心惹かれました。
しかしやり方が分からず買えなかった。現金での支払いではなく、ペイ払いなのです。中国は施設の前の屋台すらQRコード決済がありましたよ。
私も旅行前にAlipayとWeChat payの登録はしてきたけど、まだ使っていないんですよね。ちゃんと登録できているのかな?と不安でした。

売店にあるパンダ型アイスとかも気になります。
しかし帰る前に通る物販コーナーでも、ガイドさんから「いいですか、今日はここでの買い物はダメですよ」と言われてますからね。
見るだけ…(ノ∀`)
思い返すと、この基地の売店でしか見つけられなかったパンダグッズもありました。ちょっとだけでも買い物したかったなぁ。

二時間ほどの駆け足滞在でしたが、パンダの本場四川省のパンダ基地を見られて楽しかったです。
実際に自分で行って見ると、その規模や距離感が分かりますね。広々とした敷地でパンダが木登りする様子とかを見られたので大満足で、パンダ欲が満たされてお腹いっぱい。
この日のパンダタイムはこれにて終了。
このあとは都江堰と成都周辺の観光です。
長く、過酷な観光?タイムとなるのでした…
双子ちゃんパンダの木登りほんと愛らしいです〜♪
子猫もそうだけれど後先考えずに登っちゃって
泣いて助けを求めるの図 ですがちゃあんと、
双子の片割れが助けに行くんですね
こんな姿はココでしか見られない貴重なシーン
それにしても中国の連休事情 渋滞のすごさ
Wi-Fi、SIM 支払い、決済の情報などありがとうございました。
中国に行く予定はないけれど、参考になりました。
ありがとうございました。
someさん こんばんは(。゚ω゚)ノ
双子パンダの戯れと、先が読める木登りシーンはほっこりしちゃいますよね♪最後に落ちるところが可愛すぎます。
(*´ω`*)
日本在住のパンダさんもかわいいですが、本場のパンダ基地はあっちにもこっちにもパンダがいて、それぞれに個性があって楽しめましたよ。
中国の方も連休はお出かけするのがお好きみたいですね。高速の渋滞もパンダ基地や観光地の混雑に参りました。人が多い分、混雑が激しいです。
(´Д`A;)
中国は偽札対策でQRコード決済が重宝されているとか。道端の屋台ですらもそれがあることに驚いてしまいましたよ。お年寄りも普通に使っているのかな?その辺が気になります。
いま中国に行く人は、仕事関係か私のようなパンダ狂いだけと思われますが…
もうじきシャンシャンのお誕生日で、HISでもそのお祝いツアーがあるんですよ。それでなくても、シャンシャンや浜家の子たちに会いに行きたい人がきっといるはずなので、そういう人達の目に止まり何かの参考になればと思って細かく記録しております。
私も渡航前にいろんな方の情報を拝見しましたし、生の情報が多いほど中国への緊張や不安が減りますからね。
毎度のお節介ババア癖です。
押し付け情報をごめん遊ばせ。
(;^ω^)
のっこ