パンダ好きとして長年憧れていた、中国四川省成都のパンダ基地3つをめぐるツアーに参加した旅行記の続きです。
なるべく読みやすい長さで、場所ごとに読めるように書いたつもりですが、長年の憧れだった場所への旅行ということもあり長編シリーズになってしまいました。
シャンシャンに会いに行きたくて同様のツアーの参加を検討しているという方など、どこかの誰かの何かの参考になったら嬉しいです。
この記事ではツアー5日目の最終日、空港や帰国便のことを書いています。
長い旅行記も、これとお土産編で終わりです。
よろしくお付き合いください。
(*・ω・)
長年の憧れの地、中国四川省成都。
そのパンダ基地を3ヶ所まわるという夢のようなツアーの日程はすべて終了し、いよいよ帰国日になりました。
帰国便は朝9時前に出発のため、その二時間前に空港に着かねばならず、最後の朝も早起きでした。朝6時前にホテルを出ました。
ホテルの朝食開始時間よりも前なので、朝ごはんはボックスでの提供です。
空港までは一時間ほどかかりますからバスの車内で食べてもいいですよとガイドさんが仰ってくださいましたが、私は昨日買ったパンもあるので辞退して車窓の景色を眺めていました。
大きなパンダのモニュメントがかわいい。
(*´ω`*)
こういうのももう見納めか…
淋しいねぇ
まもなく空港に到着です。
ツアーの間は毎日渋滞に悩まされたのに、この日の朝は比較的道が空いていましたよ。
悲しいね…(。´Д⊂)
到着日はここに着いたのが夜で、初の中国であり、初の団体ツアーのため緊張していて、空港がどんなだったかをあまり覚えていません。
明るいとこんな感じなのね。
中に入る前に、荷物と本人のセキュリティチェックがありました。
成都の国際線空港である天府空港は近年オープンしたばかりでまだ新しい空港ですからピカピカです。
寝起きの目に白が眩しいねぇ。
朝早くから大勢の人が並んでいます。
四川航空にはオンラインチェックインてあるのかな?日本出発時はできませんでしたが、中国だとどうなんでしょう。
我々が乗るのは経済なんちゃらのところ。
要はエコノミークラスです。
死ぬまでの間に一度ぐらい、国際線の商務なんちゃらの方に乗ってみたいわねぇ。第一なんちゃらは来世ですら無理かもしれませぬが。
(。´Д⊂)
事前座席指定ができないため、チェックインの時に後方通路側をお願いしました。
私はトイレに行きやすい席がいいのです。
商務なんちゃらのお客ではない暇人ゆえ、前方の席にして到着後に慌てて出る必要もない。トイレに近くて、立ったついでにCAさん達のギャレーのところで伸びが出来るような機内の後方がいいの。
チェックインはEチケット不要で、パスポートのみの提示でした。
搭乗手続きを済ませ、ガイドさんにお礼とお別れを伝えて出国手続きへ。
ガイドさん、色々お世話になりました。
パンダさん、さようなら。
ありがとう。再見!!。゚(゚´Д`゚)゚。
制限エリアに入りました。
天府空港は巨大な空港ではないですが、少し散策しましょう。
せっかくですから。
※私はせっかくだからを重んじます
私はLCCにも乗る平民ゆえ、深夜早朝便利用時に便利なプライオリティパスを持っています。
コロナ禍で使う機会が無くてもうやめようかと思いつつまだ持っているので、Pパスで入れる天府空港のラウンジへ行ってみましょうかね。
コロナ禍のあとに海外に行った時も全く使っていなくてもったいないし、せっかくですから。
ちなみに上の写真の上側はバンコクのスワンナプーム空港ですよ。ずいぶんご無沙汰で懐かしい
(*・ω・)
天府空港のキャラクターのパンダさん。
大阪万博の某キャラよりもかわいくない?
中国は意外にというか、私の想像していたよりも現代的センスのものが多かったですよ。
中国といえば、女性芸人のキンタローさんのこのネタで爆笑しました。北京オリンピック時の天才少年トランペッターのネタです。
https://youtu.be/BTXrPMm3lOo?feature=shared
いよいよパリ五輪が始まりましたね。東京はともかくとして、北京五輪のこれは覚えている方も多いのでは?やっぱ中国、キンタローさんてすごいよね。
(;^ω^)
カードラウンジはどこだろうと考えながら歩くうち、気付けば搭乗口の方に着いてしまいました。
あれ?もしや見落としちゃった感じ?
(;・ω・)
わざわざ戻って探すほどでもないし、余った現金を消費しにコンビニへ行こうか。
セブンイレブ◯という安心感、中国のセ◯ンへの興味から足が勝手に店へ向かっていきます。庶民にはラウンジよりもこっちが身体に合う。
悲しき庶民体質…
空港のコンビニにもお土産のパンダグッズや菓子が多少置いてありました。
下から二段目の段はスターパンダの和花ちゃんですな。たれ耳と猫背気味の丸々したボディですぐ分かりますね。
茶色のパンダは七仔(チーザイ)という本当に実在する、世にも珍しいブラウンパンダです。野生出身で親に捨てられているのを保護された子なんだって。
私は成都に来るまでこの子のことを知らず、ツアーの仲間の方に教えてもらいました。七仔はアルビノのパンダなのかな?
皆さんは本物のパンダガチ勢ゆえ、流石のパンダ知識をお持ちでしたよ。海外から帰国したパンダにもめちゃ詳しかったです。
ツアー仲間のお一人はパンダ基地でチーザイのぬいぐるみを購入していました。触らせてもらったらめちゃくちゃ手触りがよくて癒し系だったわ。滑らかでビロードのよう。
(*´ω`*)
狭い借家に暮らす身の私はそういうのを置く場所もないし、年甲斐もないからねぇ…
見るだけ〜
毎度ながらのケチで申し訳ない。
余った人民元で買ったもの
パンダの絵のコーラがかわいい。
水のボトルの絵柄も洒落てますよね。日本にはない感じでかっこいいです。
旅慣れている方、写真を見て何かに気付いても突っ込んではなりませぬぞ…
セブンイレブンのお弁当コーナーもなかなかよかったですよ。普通に美味しそうでした。
私は昨日買ったパンがあるので朝食ボックスはパスしたんですけど、おにぎりを見たらどうにもこうにも我慢が出来ずつい買ってしまいました。
中国は反日だとか言われてますけど、おにぎりが普通に売られているんですよ。国が取り締まるガチガチの反日ならば、これすら売れない気がするけどどうなのかね?
味は普通におにぎりで美味しゅうございました。うまー
(*´ω`*)
旅に出るとなぜかツナマヨのおにぎりが食べたくなるんです。普段は鮭か梅なのに、空港ではツナマヨ。
食後のコーヒーも堪能。
カップの断熱カバーが可愛すぎるわ♪
普段はコーヒーをたくさん飲むカフェイン中毒の私も、この数日は全く飲まなかったですよ。ホテルの部屋にインスタントが置いてあったけど夜遅くには飲みませんし、それ以外では飲む機会がなかったです。
無いと思うと次第に諦めがつき、その場に順応するんでしょうね。好物のパンも昨日街に出て見るまでは忘れてましたから。
名残惜しいですが帰ります。
帰りの飛行機は地味な機体です。
機体の塗装は普通でしたが、わりと新しい機材のようで往路よりも綺麗でした。
※これは降りる時に撮ったものです
モニターも大きいし、シートカバーが剥がれていない。(往路は剥がれかけていた)
こんなに綺麗な新しい機材もあるじゃないの!
(||゚Д゚)
隣は空席で、その隣はツアーのお仲間でした。通路を挟んだお隣もそう。おかげで楽に、楽しく過ごせましたよ。日本人は同じエリアにまとめているのかな?
帰りも再び機内誌をチェック。
パンダは稲葉さんと同じぐらい見飽きることがない。好きなもの、好きな人ってそうなるよね♪
(*´ω`*)
機内食の紹介ページ
右下のトイレに乗ったのや、上の小皿のおかずはビジネスクラスのものと思われまする。
経済なんちゃらのお客は右ページのお膳の隣のどちらかです。どちらかというか、基本的には左側のご飯のほうみたい。
私は運良く往路では麺のメニューを選べましたけど、ツアー仲間は麺がいいと言ってもCAさんに断られてました。カートに置いてあってもなぜかそれはダメだと言われてしまうのです。
謎だ。(;・ω・)
帰りの便の機内食
なんということでしょう
ものすごいデジャブ感がありますわ!
それもそのはず、これらは往路と全く同じです。
だから水に見えるものが飲むヨーグルトというのももう分かっておりますよ。
コックさんパンダの中は木製のフォークとスプーンです。下のはお手ふき。
どちらも持って帰りたくて、機内食を食べるための割り箸を持ち込みました。
さすがに使用済みのは保存できないからねぇ。
帰りの機内食
これが四川航空エコノミークラスのスタンダードメニュー
右が豚肉、左が鶏肉の炒め物、真ん中にはじゃがいもの炒め物ご飯の上にが乗ってます。どちらも辛さは控えめで普通に美味しい。
真ん中の黒っぽいのは四川航空名物のチリソースです。配膳の時に必要かを聞かれて、欲しいと言うと瓶からよそって上に乗せてくれます。チリソースは激辛ではないですからご安心を。
これは何かというと、「老干妈(ラオガンマー)」というメーカーの商品で、中国では知らぬものがいないという超有名なラー油なんやて。
具入りのラー油なので、いわゆる食べるラー油というやつですかね。
陶華碧さんという文字も書けない貧しい女性が、夫の亡き後に子を養うために屋台をはじめ、その店で麺に添えて出していたのがこれの始まりだそう。
それが今では世界に輸出をするほどの大企業となり、創業者の女性は中国人民代の代表に選ばれたほどの富豪になっているんだそうですよ。これぞチャイナドリームです。
旅の前の下調べ時に機内食のラー油のことを知り、どの程度辛いのかが気になって買いに行ったのです。最近は滅多に下調べしないくせに、こういうことは積極的なのです。
ていうか、機内で激辛を食べてお腹を壊し、尻が燃えたら困ると思ったんです。迂闊に食べたらやばいなと思って。
(;^ω^)
旅行記の内容から少し脱線しますが、せっかくなので老干妈のことを少し紹介します。ご容赦ください。
(*・ω・)
私は老干妈のラー油を求めて新大久保にある中華系スーパーの華僑服務社に行きました。ここでなくても池袋の同様の店や業務スーパー、大きめのドンキにも置いてあるそうですよ。
あとはGeorge’sという雑貨屋にもフライドオニオン入りのが置いてありました。
左側の老干妈辣椒が一番スタンダードなやつかな?
老干妈は結構たくさん種類があります。大きく分けると花椒ベースのと豆鼓風味のがあり、中に入っている具材が違います。中国人は人それぞれに好きな味のがあるみたい。
四川航空で提供されているスタンダードなやつはピーナッツ等が入っています。
フライドオニオン入り、骨付鶏肉入りなど色々あり、炒め物などの味付けに使うもよし、ご飯に乗せて食べるもよしなんだって。
この写真の左側のは中華納豆入り、右は牛肉入りです。この二つとフライドオニオン入りのを買って食べてみましたが、それぞれに味が異なり美味しいです。中華納豆はドライ納豆みたいなのが入ってます。どちらもそれほど辛くなくて旨みがあるんですよ。
老干妈は日本法人があり、日本でも円安でもこんな価格で手に入ります。Amazo◯等通販でも出てますけど、定価よりもだいぶ高いかな。
成都の高級スーパーで買うよりも新大久保で買う方が断然安いです。
華僑服務社は新大久保駅から歩いてすぐのところにあります。
老干妈意外にもいろんなものがあって楽しいので、アジア好きな方はぜひ。新大久保は韓国のみならずイスラム横丁もあり、台湾の豆花屋もありで楽しくて好き。
下調べの時に見たブログなどで四川航空は機内食提供後の回収が早いと書いてあったんですが、そこまで早くはなかったです。
行きも帰りも食べはじめて5分後ぐらいで下げに来ると見たけど、そんなことはなかったよ。
(;^ω^)
食後の飲み物はお茶をお願いしました。
お茶…?!
(||゚Д゚)
緑茶や烏龍茶かと思いきや、なにやら漢方的な具入りのお茶が提供されました。見た目は永谷園の松茸味のお吸い物みたいな感じ。
中国語が分からないから配られるのが何茶かまでは分からないもんなぁ。機内では日本語アナウンスは一切なく、中国語と英語のみでした。
お茶は癖もなくて普通に飲めますけどね。この具も食べられるのかわからなかった。
まあ結局この具も全部飲んだけどw
ご飯を食べ終え、私は知らぬ間にうとうとしていたようです。
そしておそらくこの時結構いびきをかいていたような気がします。誰かのいびきで目が覚めたんですよね。多分自分のだと思う。
隣の席のツアー仲間に最後に恥ずかしい場面を見られてしまったと赤面したものの、みんなそんなことは一言も言わないんですよ。皆さん大人で、優しいんです。
見ぬふりをしてくれてありがとう。(´;ω;`)
そしてあの時間がやってきましたよ。
これは往路の写真ですが。
四川航空名物の機内セルフマッサージタイムでございます。
到着地が近づくと機内の照明が付き、これが始まります。
四川省の美しい自然と、美しいCAさんを楽しみながら搭乗の疲れを癒すマッサージをするこの時間、なかなか悪くないでしょう?
成都からさらに標高の高い場所に九寨溝という景勝地もあり、四川省は見どころがたくさんあります。いつかそこにも行ってみたいなぁ
ちなみに出発日に自分の前でチェックインしていたカップルは行先がイスタンブールでしたよ。どうやら四川航空の成都経由で行けるみたい。
イスタンブールはいつか行きたい憧れの地の一つです。途中降機でパンダを見て行かれるならば最高じゃん?夢が広がりました。
(〃▽〃)
無事に成田空港に到着。
預け荷物をターンテーブル前で待っていると、かわいい犬(違法薬物等を見つける犬)がやってきました。
かわいいねぇと機内で近くの席だったツアーのお仲間と眺めていたら、犬がこちらにやってきます。あらかわいい♪
(*´ω`*)
と思うと、その犬は私のカバンを激しくクンクンします。そしてその犬を連れた検査員のお姉さんにカバンの中身を見せてくださいと言われました。
中には前日に成都の街で購入し、朝ごはんに食べるつもりだったピザパンが入っていて、それを没収されました。ワンコはそれに気付いたらしい。
(ノ∀`)
具のソーセージが肉類なのでNGなのです。朝はおにぎりを食べたから食べずにそのままカバンに入ってたんですよ。すっかり忘れてたけど、こんな風に取られるのは恥ずかしいし悲しい…
映画ブリジット・ジョーンズの日記2のような展開に我ながら情けなくなります。ブリジットの体型やドジぶり、失言は自分と似ていると思ってたけど…
(ノ∀`)
カバンの中身を探られてヒヤヒヤでした。そういえばパン以外にあれも入ってる…。
せっかく買ったあれは取られたくない。平静を装ってそこは見られないように必死に攻防しました。検査員のお姉さんは訝しんでいたけどギリセーフ。
※いい子はマネしないでね
機内でのいびきに加え、犬に見つかってパンを取られるという恥ずかしい場面をお仲間に見られた私は、この後も免税アプリが古くてNGを食らって紙で書き直すというドジをしてしまいました。
今回の旅は準備バッチリのつもりが、最後にこんな恥ずかしいドジをいくつもかまして情けない。せっかくだからともたつく私を待っていてくれたお仲間に感謝です。
今回ツアーでご一緒した方とは連絡先の交換はしませんでした。私はパンダ専門でインスタ等やっていませんし、おそらく上野の「パンダのもり」で会えるでしょうから。縁があればまた必ず会えますよ。
じゃあまた、上野で!とみんなで挨拶して皆さんとお別れしました。
東京駅までいつもの格安バスで帰ります。
前に並んでいた方と同じスーツケースのサイズ違いで嬉しくなり、思わず撮りました。
もう長いこと使っているし、これはあんまり人とかぶらないんだけどね。これも縁だよね。
めちゃくちゃ楽しい四川省パンダツアーでした。
信じていれば、いつか必ず夢は叶う。
私は成都でそれを体験しましたよ。中国に対するイメージも変わりましたし、思い切って行ってよかった。
最後は買ってきたものをご紹介します。
よかったらご覧下さい。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
(*・ω・)