週末、ぶらりと箱根へ Vol.2

週末に思い立って出かけた日帰り箱根旅の続き。

この日なぜ箱根に行くことにしたかというと、この週は仕事が忙しく、ストレスが溜まるようなイライラとモヤモヤが続発したからだ。金曜日の晩は今週末はゆっくり過ごそうと思っていたのに、土曜日の朝早くに目が覚めて「そうだ、箱根に行こう」と思い立ったのである。

箱根は家から一番行きやすい温泉地で、年に一度は行っている。昔は友人や彼氏、親などと泊まりで行き、ケーブルカーやロープウェイでの乗り物に乗ったり、大涌谷で黒たまごを食べたりしたのだが、ここ数年は一人。

そして今回のように思い付きで突然決めて行くことが多い。泊まる場合も専ら安宿だし、観光はしない。温泉に入り、景色に癒されたくて行く。

この日も一応宿探しをしてみたのだが当日予約では良さげな宿が見つからなかった。箱根は近年高級宿が増えており、一人で気軽に泊まれる宿の選択肢は多くない。数年前に気に入った宿は一人利用だと一泊4万で手が出なかった。気軽に思いつきで行くには高すぎる。庶民なので…

(´Д`A;)

とはいえ箱根は余裕の日帰り圏内なので、そうすることにした。日帰りならば身軽に行かれる。この後の旅行の予定もあり、贅沢していられない。お金をかけずに気分転換。

箱根湯本から40分ほどバスに揺られ、昼頃に芦ノ湖の元箱根港に到着した。

そろそろ紅葉が始まる頃?だし、土曜日だから混んでいるかなと覚悟していたけれど苦になるような激混みではなかった。芦ノ湖畔の人気パン屋「 Bakery &Table」の列も長くない。

お昼ごはんをどうするか考え、お天気がいいのでコンビニのサンドイッチとコーヒーで簡単に済ませた。

暑くなく、寒くないこういう時期は外で食べるのが気持ちいい。

それに一人でこういうスーパー観光地の店に入るより、こうして済ませる方が気楽。混み合う店で一人で席を使うのって小心者の自分は結構気を遣ってしまうのよね…

余談だが、私はコンビニ弁当はセブンイレブン一択。セブンの物は大体美味しい。その他コンビニとはクオリティが全く違うと思うのですよ。あくまでも私個人の好みですけども。

(;^ω^)

私と同じように芦ノ湖畔のセブンイレブンでサンドイッチやパスタ等を購入して食べている外国人も多かった。

外国人からすると、お蕎麦屋なんかよりもコンビニの方が自分の食べ慣れた口に合う物が多くていいのかもしれない。皆それぞれ自分の選んだ物を景色を楽しみながらにこやかに食べていた。

箱根は都心からのアクセスも簡単で、自然を楽しみに来るにはちょうどいいんだろうな。自分も海外に行く時はその国らしい景色を見たいし、それは海外から来る人も同じはず。都会のお店や景色よりも富士山とか見たいよね。

いいお天気ではあるのに、生憎この日は富士山が見えなかった。日本人の私もちょっと残念。

お腹を満たした後は、箱根観光の大定番の観光船を眺めたり

スワンボートを眺めたり。

令和の時代でも昔懐かしいスワンボートは現役なんだなぁ。よく見るとこのボートはとても可愛らしいデザインだ。蝶ネクタイをつけたスワン、帽子をかぶったスワン、一つずつ個性があるところに惹かれ、しばらく観察してしまった。

いいお天気で水面がキラキラ輝いていた。

小さな女の子が水辺に近づき、「キラキラしてるー♪」と嬉しそうにお父さんに言うのを微笑ましく眺め、その純粋さにほっこりした。

私は長年子供嫌いだったが、この一、二年でそれが突然治った。子供って素直で無垢。戻れるのならばその頃に戻りたい。

そうしてもっと真っ当な人間として人生をやり直したい。

(。´Д⊂)

女の子が「海みたい!」と言っていた芦ノ湖。

たしかに海みたいね。

富士山の姿は見えないものの、芦ノ湖の景色はやっぱりいい。青の分量の多い風景は落ち着く。

この景色と穢れなきちびっこにたっぷり癒されて満足したから、そろそろ次に移動しましょう。

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