2025年の初旅、初詣を兼ねて東海方面へ出かけた旅の続きです。
どうぞよろしくお付き合いください。
(*・ω・)

金曜日の仕事終わりにそのまま名古屋へ移動し、眠れぬ夜を超えて朝を迎えました。(眠れない理由はひとつ前の旅行記を参照)
コンパルの海老フライサンドで朝ごはんを済ませ、満腹のお腹をさすりながらふぅふぅ移動してJRの快速みえに乗りました。

30分ほど電車に揺られて四日市駅に到着。
はじめてなのに、なんだか懐かしい雰囲気の駅です。古き良き日本を思い出す感じ。

駅構内にレンタサイクルがありました。
しかし今回行くところは自転車ではかなり遠いため、これは利用しません。

駅を出るといいお天気です。
しかし気温が低くて寒い。
2月だもんねぇ。

これが四日市駅の外観です。
四日市にはJRと近鉄が通っており、目的地によってどちらかを選ぶことになります。
今回は乗りたいバスの時間上JRになりました。

駅を出たところにあるバス停を確認。
下調べはしてありますが、確認は大事。
数々の失敗を経て学んだことやで。
(ノ∀`)

バスの時刻表はこんな感じ。
(2025年2月の情報です)
多くはないけれど、一日に一本だけとかではないのでちょっと安心です。

バスを待つ間に地図を眺めました。
四日市市ってみなとまちなのか。
そういえば四日市コンビナートとか社会科で習った気がする。あとは四日市ぜんそくとかね。
伊勢に行く時に通過したことしかなく、四日市の知識がほぼ無いことに今更気づきます。

あとは昔に湯の山温泉の日帰り湯に立ち寄ったことがあったな。
じっくりと立ち寄ったことはないから、今回が初の散策と言えます。楽しみ。

知らない街でバスに乗る。
この時間が結構好き。
私は車を運転できないので、近年は国内でも海外でもバス移動が多いです。バスとレンタサイクルが主な交通手段かな。
街が違うだけでバスの車体はどこでもほとんど同じで安心します。Suicaも使えました。

少し走ると茶畑が広がっています。
伊勢茶は知っているけど、この辺も茶畑があるんだねぇ。ていうかここはほとんど伊勢みたいなものなのかな?

茶畑の中を一時間ほどバスに乗り、目的地の椿大神社に到着しました。四日市からバスに乗りましたが、ここは鈴鹿市になります。
平野の中を走ってきて、いつの間にか急に山っぽくなるのが不思議でした。ここは山の裾野なのかしら?
この先にキャンプ場などがあるようです。

椿大神社は伊勢国の一之宮だそう。
昨年行った大神神社同様に、ここの神社はいいよと昔に人から勧められたことがあります。名古屋で商売をされている方がここを参拝すると聞き、他の方にも勧められました。
四日市は伊勢神宮に行く時に通るものの、ここは少しアクセスが面倒でなかなか訪れる機会がなく、今回ようやく来られましたよ。
伊勢が好きでつい何度も通ってしまうけど、今回はここに照準を合わせたのです。

まずはおトイレに寄ってスッキリしてから参拝しようと鳥居の横にある参集殿へ。
急に催したら困るし。
(;^ω^)
寒いと思っていたら、チラチラと雪が降っています。足元に積もっているところもある。茶畑の辺りは全然だったのになぁ

参集殿の建物は綺麗で、食事ができるレストランやお土産屋もあります。
参拝前だけど、せっかくだからお土産の下見をしておきましょうかね。
(*・ω・)

売店にはお茶が並んでいます。
やはりこの辺りはお茶が名産なんだね。

茶葉やティーバッグだけでなく、ペットボトルのお茶もあります。
これならば気軽に飲めますね。

山積みされたこれはポン菓子だって。
ポン菓子って素朴な甘さで好き。
(*´ω`*)

ご飯のお供系もいろいろ
名古屋名物台湾ラーメンでおなじみの味仙のふりかけってのがありました。
どういう味か想像がつかない。あの辛いひき肉の味なのかしら?
(;・ω・)
昔味仙本店で食べた台湾ラーメンは辛かったです。あとからお腹が痛くなるぐらい辛いのに、甘みがあってあとを引くスープで美味しいよね。危険なうまさ。

そしてこれ。
椿大神社の名物だという鶏めしのもとです。
これは混ぜご飯用のレトルトで、神社のまわりのレストランで鶏めしを食べることができます。
今回椿大神社に行こうと決めた理由の一つがこれですよ。鶏肉に目がないチキン野郎ですから、鶏めしが名物と知ったら行くしかないっしょ。
゚。+(=゚ω゚)ノ+。

一通り売店チェックをしたらいよいよ参拝です。
参集殿を出ると先ほどよりも雪が強まっていました。三重県とは思えない風景です。
前の白い車が停まっているところは自動車の厄除け祈願用のスペースみたいで、雪の中を神主さんがお祓いしていました。
私の経験ですが、中古車を買ったら厄除けをした方がいいです。それをせずにいたら事故や故障が続いたことがありましたよ。
中古車というのは前に乗っていた人の念が残るとか、実は事故車だったりする恐れがあるんですって。だからそれを祓うのが大事なのかも。
信じるか信じないかはあなた次第ですけど…
|・ω・`))

そんな話は置いといて、参拝に行きましょう。
雪が降る森の景色に趣がありますね。

まずは手水舎で手と口を清めます。
カエルの置物がかわいい

こちらが椿大神社の本殿です。
スッキリと気高い雰囲気でいいなぁ。
この石段もいい。
椿大神社は猿田彦大神が祀られています。猿田彦さんは道開きの神様で、新しいことをはじめたい人が参拝するといいんですよね。
私はここが今年初の神社参拝で、この一年の道を開いていただきたいと願いました。

お参りをした後は御朱印をいただき、おみくじを引きました。
この日のおみくじは吉
幸先良くて嬉しい。
(*´ω`*)

せっかく来たのでご祈願をしていただくことにしました。神社に詳しいAさんから、こちらの祝詞はとても丁寧だと教えてもらったのです。
初穂料は三千円からと他と比べてお手頃で、それぐらいならばいいかなと。

受付でこの札を渡されます。
札の色ごとに順番で登殿し、祈願を受けるシステムになってきます。
この日はかなり多くの人が訪れていて、待合室で自分の順番を待っていました。

待合室には椿の絵
その下の紙は何が書いてあるんだろう?

粥だめし神事の結果のようです。
粥だめしが何か知らず、調べてみたところ農作物の出来を占うもののようです。小豆粥を炊き、その出来具合から占うんだって。ほー
しかしこの結果を見ても豊作か凶作か私にはわからない…
米の価格が下がるよう、豊作であることを祈ります。農家さんが儲かるならば値上げしても構わないけど、転売などで上がるのは納得いかん!
(||゚Д゚)

ご祈願の順番を待つ間に椿大神社の授与品を見ましょう。
御朱印帳はこんな感じです。
椿の絵柄のがかわいい。個人的ピンクブームゆえピンク色のに惹かれます。
アニメ系の絵柄の御朱印帳は初めて見たかも。

椿大神社の神様や天孫降臨について描かれた絵本
古事記に書いてあることの真偽は分からないけれど、昔から言い伝えられていることというのはあながち嘘ではないことが多いんじゃないか?と私は思います。
話を盛っているとか改変はありそうですけどね。伝言ゲームみたいな?伝言ゲームだと全く違う話に変わることがあるけどね。
(;^ω^)

こちらのご祈願は聞いていた通りに大変丁寧な祝詞でした。一人一人の祈願内容が細かく読み上げられます。
歌のように流れていくのですが、祈願を受ける人数が多すぎてその分祝詞が長くなってしまいます。
あまりにも長すぎて神主さんが酸欠にならないかと不安になるほど。寝不足だったため、独特のリズムが段々と子守唄に聞こえてきて眠くなってしまいましたよ。
Zz(´-ω-`*)φ
ここで祈願を受けるならば平日の方がいいかも…

しかし、たった三千円であんなに丁寧な祝詞をあげてもらい、終わった後には授与品がいただけるのですからありがたいです。
良心的ないい神社だというのは分かりました。
恋みくじも椿の形でかわいいね。

椿大神社には敷地に二つのお宮があります。
次はそちらを参拝しましょう。

こちらがもう一つのお店である椿岸神社です。
猿田彦の奥様であるアメノウズメさんをお祀りしています。天照大神が岩戸に隠れた時、踊りを踊って誘い出したことで有名な神様です。
芸事の神様とされているので、こちらではより良い旅行記が書けるよう祈願しました。
いい旅をして、いい写真を撮って、誰かの何かの役に立つ楽しい旅行記を書きたい。

私は一度気に入ると同じ場所に繰り返し行きますし、豪華な旅はせず、珍しいところに行くこともほぼありません。旅と呼べるかも怪しい。
それをひと様に時間を割いて読んでいただくわけですからね。少しでも楽しんでもらえることを願っています。
それにまず何よりも自分自身が自分の旅を楽しく記録していきたい。旅は楽しくあってこそ。
(*・ω・)

そんな願いを叶えるべく、椿岸神社のそばにある「かなえ滝」でも祈願をしました。
やはりいい神社にはいい水がありますな。
ガラスの仮面の紅天女の話じゃないけど、水って命の源だものねぇ

森の緑に朱塗の社殿や灯籠の赤が映えます。
この日は白い雪化粧もあってさらに綺麗です。
かわいらしい、いい神社でした。

無事に初詣と祈願を終えたので、昼食に向かいます。
鶏めしがあたいを待ってるぜ〜
(〃▽〃)

椿大神社のまわりには先ほど立ち寄った参集殿のレストランのほかに、こちらの「参道」という名の店など数軒のお店が並んでいます。
どこにしようかな。
参道って名前がジワジワくるし、この建物が昭和感を感じさせてグッとくるなー。
ファンシーという単語を思い出すわ。

そしてこちらの椿会館に流れつきました。
団体観光客が入れそうな大きなお店です。
たしかここは結婚式の披露宴会場もあったかと。椿大神社は神前の結婚式を挙げることもできますからね。

私は一階にある食堂でこちらのセットをいただきました。
椿大神社名物の鶏めし、好物のとり唐揚げが嬉しい♪デブ歓喜のメニューよ。
味噌汁ではなくうどんが付いていて、これはさすがに多すぎるなと思いつつ、結構いけました。

椿大神社の名物だという鶏めしは鶏の旨みを纏ったご飯がうまい。
(*´ω`*)
ばあちゃんが炊いてくれた五目ごはんみたい。
田舎風というか、素朴な味わいです。

うどんはやや柔らかくて伊勢うどんを思い出します。醤油だれではない伊勢うどんみたいな?私はあの独特の麺が好きなので美味しかった。
鶏からあげはどこかで食べたことがあるような懐かしい味で、東京駅で販売されているチキン弁当のから揚げに似ているかも?
こちらも素朴な味で美味しかったです。美食家じゃないし、普通に美味しければ幸せですよ。
鶏めし単品もありますし、海老フライのセットやお刺身などが付いたセットもあるので、幅広い年代の方が利用できるお店と思います。

神社のまわりは雪で、これが自分にとってこの冬初の雪でした。
雪国生まれゆえ雪は懐かしい。
こんなところで思いがけず雪に遭うとは思わなんだ。寒かったけど雪景色を見られて嬉しい。

帰りは再びバスに乗って四日市に戻ります。
神社のまわりは曇り空で雪なのに、少し走るとこんな風に晴れていて、それがなんとも不思議でしたよ。
あそこだけ山のようだし、あそこだけ別世界みたいな雪景色なんですもん。異世界感があった。

帰りは近鉄四日市でバスを降りて帰ります。
近鉄四日市駅前はJRの方よりもお店が多いんだね。

駅には近鉄百貨店がありました。
しかし寝不足で疲れていて、他にどこにも立ち寄る元気がなく、そのまま名古屋に戻りました。
伊勢に行く時とか、またいつか訪れましょう。

椿大神社の御朱印はこんな感じ
達筆でメリハリのある美しい字ですね。

たった三千円の初穂料しか納めていないのに、祈願後にこれらをいただきました。
お守りのお札、清めの砂とお守りです。初穂料の金額によって中身が変わり、これが一番少ないとはいえお守りだけでも結構しますからね。ありがたいですよ。
これを見たらなんて良心的なんだろうと思い、グッとありがたみが増しました。
一度に祈願を受ける人数が多すぎる。一人当たりの祝詞が長すぎるとちょっと不満に思っていた自分を反省。
(´Д`A;)

椿会館の売店で買ったもの
鶏めしのもと、ほうじ茶などのお茶パック
自分用とお裾分け用です。
写真に撮り忘れたあるものも買いました。その話はこの次に書きます。
よかったらまたご覧ください。
ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
(*・ω・)