2025年の2月に遅い初詣と趣味の神社参拝、御朱印集めに名古屋方面へ出かけた旅の続きです。
vol.1に書きましたが、今回のこの旅で私は怖い、不可解な体験をしました。自身の記録のためにあれこれ書いてますけど、そういう話が嫌いな方は無理をせずページを閉じてください。
では、よろしくお付き合いください。
(*・ω・)

前々から行ってみたかった椿大神社参で初詣をし、ご祈願を受け、名物の鶏めしをいただいてから名古屋に戻りました。
前夜の寝不足のせいか疲れてしまい、この日は四日市の駅周辺や名古屋の散策をせずに早々とホテルに帰りました。
今夜も同じホテルに泊まるのです。

今日は朝食、昼食ともに食べ過ぎ。
そしてなんだかとても疲れたので、デパ地下とコンビニで調達したものを部屋で食べることにしました。
岐阜県産ほうれん草のおかずは東京で見た事がないので購入。野菜を食べないと落ち着かないお年頃ですから野菜は必須よ。

今日のメインはこれ。
地雷也の天むすです。
その地の名物はその地で食べたい派の私はこれを食べた事がなく、この機会にと思い選びました。
昔ばなしに出てくるようなビジュアルの包みがいいわねぇ
(*´ω`*)

小ぶりのおむすびの中に海老天が入っています。
これはなかなかいける!
岐阜県産ほうれん草も美味しゅうございました。

椿大神社の辺りは雪が降り、寒さで身体が冷えたため、ゆっくりお湯に浸かってから寝たい。
帰りのバスに揺られてそう考えていたのに、この日も異様な眠気に襲われて早々と寝ました。
入浴剤を持ってきたのに、結局使っていません。とにかく眠くて眠くてたまらない。
Zz(´-ω-`*)φ
前夜と同じく軽く化粧を落とし、歯磨きをして寝ました。シャワーは朝に浴びよう…
この前夜に夜中の水音で起きて、洗面所の蛇口から水が出ていたという経緯があったので、今日は眠くてもしっかりと水栓を閉めました。
ぎゅーーっと強く、キッチリと。

22時過ぎに布団へ入ります。
眠い。今夜こそゆっくり寝たい。
ところが。
するのです。水の音が。
この晩も深夜0時過ぎに水の音で目が覚めました。
蛇口の閉め方が甘かったか、パッキンの劣化かな?と考えていたものの、どちらも絶対違う。
パッキンが劣化したら通常時でもポタポタと水滴が垂れるものですが、それはないと確認済み。それに力いっぱいきつく蛇口を閉めたんですよ。
恐る恐る洗面所に行くと、また結構な勢いで水が流れていました。ここの水栓はそんなにゆるくなく、むしろ固いのに。
それが勝手にこんな風に出るなんておかしい。
こんなにもはっきりした霊障?は初めてで、めちゃくちゃビビりました。怖い。

しかし、恐怖とともに怒りが込み上げてきます。
一体なんだっていうんだ。
わたし何かした?
寝かせてくれよ!!
(||゚Д゚)
起こされたことにムカつき、椿大神社で買ってきた「清めの塩」を開封して部屋に撒きました。
こんなこともあろうかと神社で見つけて購入し、けれど開封する気はなかったんですよ。でも開封せざるを得なかった。

私は怖がりのくせに心霊系の怖い話が好きで、子供の頃は夏休みに「あなたの知らない世界」や稲川淳二の怖い話を見るのが好きでした。
元々そういうのは好きですし、この世に霊的なことはあると考えています。金縛りは昔からたまにあり、おや?という体験をしたことは何度かありました。でもこんなに明確な現象は初めて。
いったい私が何をしたというの?
蛇口から勝手に水を出され、怯えさせられて。
真夜中に一人、部屋に塩を撒くことになるなんて
(´;ω;`)
塩の袋に書いてあるように「祓ひ給へ清め給へ」と唱えて撒きます。それ以外のセリフがわからないのでそれをひたすら繰り返しw
他人が見たら、これこそが恐怖映像でしょう。
やべー奴に思われるでしょうがこちらは本気ですよ。本気というか必死です。
塩を撒き、その後は灯りをつけたまま寝ました。
まっ暗にするのは怖くて。
このあとは前日のような壁ドンや「おい!」という呼びかけもなく寝られました。あったのかもしれんが、パニック発作用の安定剤を飲んで寝たから爆睡できました。

なぜ神社で塩を買っていたのかというと、作家の佐藤愛子さんが自身の霊障体験を書いた本を読んだ事があったからです。
佐藤愛子さんは「90歳。何がめでたい」という映画化もされたエッセイや多数の著書がある女流作家で、エッセイも多数書いています。100歳越えのご長寿です。
歯に衣着せず、はっきりした性格の佐藤さんは50歳過ぎ頃に北海道に別邸を建て、その後からひどい霊障に遭ったのだそう。
なんとそれが落ち着くまでに20年もの月日がかかったというのです。
↓この話をする佐藤さんのインタビュー
(雑誌CREAのものです)
https://crea.bunshun.jp/articles/-/29746

佐藤さんが自身の体験を書いた本に、旅先で霊障に遭わないための対策として、部屋に塩を撒くと書いてありました。それを真似たのです。
佐藤さんにこれを教えたのは若き日の美輪明宏さんで、佐藤さんの霊障の相談役をしていたのが有名になる前の江原啓之さんだそう。江原さんは近所の神社で宮司さんをしておられたんですって。その辺のめぐり合わせもすごいです。
これはオーラやスピリチュアルブームよりもはるか前の出来事で、その後佐藤さんと江原さんは仲違いしてしまったご様子。
本の内容でいうところの「波長が合わなくなった」せいでしょうか?そして美輪さんはもう霊が見えなくなったとか。
(;^ω^)
こういう話を好き好んで読んでいても、いざわが身に起こると恐怖で怯えてしまいます。
塩で落ち着いたのが幸いで、佐藤さんのように20年も振り回されてしまったら普通の人は病んでしまいますよ。

前夜よりは眠れても、深夜の格闘で疲れが残りました。身体がだる重〜
予定より遅く起きて身支度を整え、部屋で簡単に朝食を済ませたらチェックアウトをして出かけます。
昔はいいホテルだったけど、自分はもうここに泊まることはないでしょう…
壁ドンは隣の部屋の宿泊者かと思いきや、隣はおそらく空室でしたよ。そんなに混んでいなかった。だからやっぱり霊障だと思われます。霊感なしでもこんな目に遭うのだから相当に強い霊では?
名古屋駅まで出て電車を乗り継ぎ、ぼーっとしていたら乗る電車を間違えてしまって戻ることに…
これも霊障か??
(ノ∀`)

ぼーっと生きているので、乗り過ごしや降り過ごしは珍しくない。
急ぐ旅路じゃないからゆっくり行きましょう。

そしてようやく熱田神宮の最寄りの神宮前駅へ。
駅を出るとこんな風にお店が並んでいました。

あっ、これは!!(||゚Д゚)
私の好物の「えびせんべいの里」がありました。
昔に手土産でいただき、以来大ファンです。
えびせんに特化したお店で、刈谷ハイウェイオアシスや関東だと御殿場にあったような?

懐かしい再会に心躍ります。
しかしこれから神社参拝や街ブラをするのにこの大袋は邪魔になると思って買いませんでした。
縁があったらまた会えるでしょう…
(。´Д⊂)

このお店が並ぶエリアにあったお店
生あんバタ餅ってのが美味しそう。
あんバタというデブ歓喜の組み合わせな上、生だもん。絶対に間違いないでしょ。

そのエリアを抜けたら熱田神宮名物という「きよめ餅」のお店がありました。

伊勢神宮の赤福のように、神社のそばには名物餅があるんやねぇ。
台湾の行天宮の近くにも人気の餅屋があるし。
恥ずかしながら私は「きよめ餅」をこの日まで知りませんでした。
もち肌ってこんな肌かな?というような、白くぽたっとした美味しそうな見た目ですね。

駅のコンビニでも購入でき、店内の喫茶スペースでいただくことができるみたい。
クリームソーダもあるのね。
(*・ω・)

きよめパンてのもあるようです。
だけどこのあとの予定があるから、餅を食べてる余裕はないのです。

きよめ餅のお店の辺りにはいい感じの路地があります。

路地にあったトンカツ屋さん。
のれんとか洒落てますね。
この辺りにあったラーメン屋が人気のようで、男性が数名並んでいましたよ。

私はこちらの鰻屋さんへ行くつもりでした。
炭焼きうなぎ茶屋旅する象という名前のお店で、先ほどのトンカツ屋のように、若向きの洒落た感じの鰻屋です。
熱田神宮といえば、ひつまぶしで有名なあつた蓬莱軒ですが、超有名人気店のため開店前に並んで番号札をもらわねばならないそう。それで違う店を探してここを見つけました。
しかしながら開店まであと20分ほどある。
誰も並んでいないし、時間になったら戻ろう。

鰻屋のあるあの路地辺りにピンクなお店があって、女一人で待つのがなんか嫌だったのですよ。
時間を潰せるところはないかと熱田の商店街をうろうろ
シャッター通りのようではあるものの、立ち飲み屋とかちょっと気になるような店がありました。

通りにあったロースタリーカフェに入りました。
こういう店はこだわりが強くて注文が難しいからドトールとかの方が好きなんだけどね。
(;^ω^)

酸味が少ないものを聞いてオーダー
こだわりがあるだけあり、美味しかったです。
じっくり味わっていると、「違いの分かる女」になった気がしてくるね。
( ´_ゝ`)

ゆっくりコーヒーを味わっていたら、いつのまにか鰻屋の開店時間が過ぎています。
急いで戻るとすでに満席だって。予約客もいて、開店間際のためかなり待つことになると言われて泣く泣く断念しました。
コーヒー飲んでる場合じゃなかった…
(。´Д⊂)
トボトボと熱田神宮へ向かいました。

なぜ今回熱田神宮に来ようと思ったかというと、昨年訪れた奈良の天河神社のおみくじで熱田神宮を参拝するよう書いてあったからです。
↓その時の旅行記
https://nokkopanda.com/2024_nara_vol5/
天河神社とその前に行った大神神社でガラスの仮面沼にどっぷり落ちたのよ。
(;^ω^)

私はわがままで天邪鬼野郎だけど信心深いところがあり、神様の助言を素直に聞こうと思って熱田神宮方面に来たわけです。
熱田といえば鰻ですし。いいかなと。
熱田神宮は今回がお初となります。
木々に囲まれた広い参道が明治神宮と似てるような。

本殿に着くとご覧の混雑でした。
正月からだいぶ過ぎた2月末と思えないわ。
普段からこんな感じなのかしら?
(;・ω・)
列に並んで参拝しました。

本殿の横には大きな木
木の幹がモジャモジャしたモリゾー的な毛深い幹に生命力を感じます。

参拝したら御朱印をいただきましょう。
熱田神宮にはこれらの御朱印があるみたい。

その中からもっともスタンダードなものをひとついただきました。
伊勢神宮と同じ形式の、非常にシンプルなものです。最近流行りの切り紙や色紙の派手なものとは対極ですな。

熱田神宮は三種の神器の一つである草薙神剣を御神体としているんですよね。
歴史ある神社ですが池のほとりにオブジェがあったり、開かれた雰囲気でした。だからあんなに多くの人が参拝するのかも。
この池のそばにきしめんの店もありましたよ。

せっかくの熱田神宮なので鰻を食べたい。
さっきの店に戻るか迷い、Google地図で調べて違うお店に行きました。
熱田神宮の近くにある「かが味」という店です。
店の外に美味しそうなうなぎの香りが漂い、もう我慢できない。早く入ろう!
(||゚Д゚)

こちらは家族経営のような小さなお店です。
タイミングよく一席だけ空いていたので、すんなりと入ることができました。

鰻なんて何年ぶりだろう?
そこまで鰻好きではなく、子供の頃はむしろ苦手だったから、今も丑の日にわざわざ買って食べることはしないんですよね。うなぎも私の苦手な脂っこいものなので。
しかし昔に名古屋でひつまぶしを食べた際、表面がサクッと香ばしく焼かれた関東風と違ううなぎの美味しさに目を見開くほど感動したのです。
東京のうな丼とひつまぶしは別の食べ物みたい。

昔と比べると倍ぐらいの価格です。
でもいいの。
年の初めの初詣旅ですから、惜しみなく食べると決めているんやで。
|・ω・´))!!

しばらく待つとひつまぶし様が運ばれて参りました。
このお櫃の形がいいよねぇ
(*´ω`*)

蓋を開けるとほぉーっと声が漏れます。
めっちゃ美味しそう。
これは上ひつまぶしです。

老眼のせいか微妙にピントが合っていなくてごめん遊ばせ。
かが味の上ひつまぶしはこんな感じです。
うなぎちゃんが輝いているわ

これまたピンぼけで失礼。
まずはそのままいただきます。
これはもう間違いないうまさ。
そのあと薬味をかけていただくとまた良し。
山椒をかけるとより一層うまー
(〃▽〃)

最後にお茶漬けにしていただきます。
はじめて食べた時も思ったけど、私はこのお茶漬けが一番すきだわ。わさびとネギ、鰻が合う。
お茶がうなぎの油をサラッと流してくれるのがいいのかな?
美味しゅうございました。(*´ω`*)

熱田神宮はもう少しじっくり見たかったな。
人の多さに辟易してすぐに帰ってしまったから、今度はもう少しゆっくり立ち寄ろう。

天河神社の神様に勧められた熱田神宮参拝をし、美味しいひつまぶしを食べられて幸せ。
帰る前にもう少し名古屋を散策してみましょう。