パンダ全頭返還のため、急遽行った白浜の旅行記の続きです。
自身の記録のため、いつも以上に個人的な趣味に特化した旅行記となります。
もしよかったら暇つぶしにご覧下さいませ。
(*・ω・)

浜家の見納めのため白浜へ。
今回は旅行色は無く、完全に浜家のパンダを見納めるためだけの旅です。
前回来た時と同じ白良浜の安宿に泊まり、今日はいよいよアドベンに向かいます。

2025年6月24日土曜日
宿の部屋で簡単に朝食を済ませて出発します。
バス停に向かうと長い列が出来ており、雨がぱらついてきたのでタクシーを拾いました。
前回の永明さんの時もバスが大混雑でしたし、全員乗れるかどうか分からない。こんな時はケチったらあかん!
(||゚Д゚)
普段はケチでも出す時は出すんやで。

アドベン入口の交差点辺りから車が渋滞し、中に入るのに少しかかりました。
まだ開園前ですが、ゲートの前に黒山の人だかりができています。すんごい人。
噂には聞いていたけれど、今回の混雑は相当すごいな。
(;・ω・)

この時間で駐車場もほぼ満車です。
関西圏からパンダがいなくなるため、子供に見せようというご家族が多いみたい。
親子+祖父母のような家族連れが大勢いました。

まずはスーツケースをコインロッカーに入れます。
混雑しているもののロッカーの数は多く、ロッカーのそばにはパンダポストがありましたよ。
かわいいー❤️

準備を整えて入場の待機列に並びます。
何度来ても、このゲートに来ると胸が熱くなって泣きそうになってしまう。
アドベンのテーマソングのせいかな?
↓Shine on you
https://youtu.be/8FiEuoPDVVg?si=Dh9997HRXUtL20DR

アドベンの曲に加え、この看板を見て泣きそう。
(´;ω;`)
ありがとうって…!!
連れて行かないでって気持ちだろうに

開園時間になり、皆さん急ぎ足でパンダ達のいる場所へ向かっています。
今から走っても大差がないでしょうから、私はのんびり行くことにします。
ノロマですから。

もしかするとアドベンに来るのはこれが最後かもしれないと思い、この景色を眺めました。
まだ入ったばかりなのに感傷的になっちゃう

今回返還されるパンダたち
こちらは永明さんの最後の妻であり、アドベンで生まれた最初のパンダである良浜(らうひん)です。
母の梅梅が中国から渡航する前に人工授精で授かった子で、永明さんと血の繋がりはなし。それ故に母亡き後に義父の後妻になりました。
浜家の歴史にはこの昼ドラ的ストーリーがありますが、それも魅力のひとつ。良浜は丸顔の美パンダで、高齢の永明さんが奮い立ってしまうほど魅力的な女子なのよ。

今回返還する浜家の娘たちの年長者である結浜
頭のとんがりが目印で、マイペースな子です。
いつも自由な感じがかわいい。

アドベンで最も小さく生まれた彩浜
その命を危ぶまれるほど小さく生まれたのに、貫禄のある太々しい座り方が特徴で「社長」と呼ばれています。

永明さんの忘れ形見の末娘「楓浜」
私が初めてアドベンを訪れた2020年11月22日に生まれました。いい夫婦の日生まれ。
自分にとって一番思い入れが深い子です。

楓浜が生まれたあの日はつい昨日のことのようですよ。
GO TOトラベルを利用し、大阪からパンダくろしおに乗って白浜に来たんだよなぁ。
間違えてパンダ車両でない席を予約してしまってさ…
(´Д`A;)

永明さん出発の時と同じく、今回もメモリアルグッズが色々と用意されていました。
これはパンダファン認定書だって。

こんな風に使うらしい。
私は浅いパンダファンなので、こんなものは買えません。私など単なる素人ですよ。

4頭の写真を使った箱がかわいいゴーフル
狭い家で暮らす身ゆえ、これ以上余計な物を増やせない。だから見るだけ…

この梅干しのイラストがかわいい〜
でも見るだけ
お土産は後で買いませう。

黒い人たちが群がっている。
何やろか?

缶バッジのガチャでした。
ファンの方々はリュックに推しのバッジをいっぱい付けてますね。
ケチな私はこういうのやらないの。
B’zライブでもガチャがあるけどやらないの。
(;^ω^)

お土産コーナーから出ると、良浜と彩浜がいるブリーディングセンターの列が入り口側まで伸びていました。
このずーっと先なのに、入口の方まで?
アドベンでこんな行列見たことない!!
(||゚Д゚)

この時点で3時間待ちです。
まあこれは事前に下調べした段階で分かっていたことです。今回の混み具合、行列は凄まじいと。
列に一人だけ並び、後から家族や仲間が合流してトラブルになっているというのをネットで見て、そんなのは嫌だなと怯えていました。
だから正直ちょっと怖かった。

おそらく今日はずっとこんな感じでしょう。
じゃあまずは並ばなずに済む方から行ってこようかな。

入口から入って間もなくにあるのが「パンダラブ」で、こちらに結浜と楓浜がいるそう。
パンダラブの前には謎のたけのこモニュメントが出来ておりました。
四川省は成都にあるパンダ基地のたけのこタワーを真似たのかしら?(;・ω・)

↑これが成都パンダ基地のたけのこタワー
昨年のGWに行きました。
浜家はこちらの基地の血筋のため、渡航後はここで暮らします。

パンダラブのはカゴで編んだような、原住民チックなたけのこモニュメントですな。
パンダの食べ残しの竹で編んだのかしら?
知らんけど
(||゚Д゚)

このたけのこモニュメント、パンダラブでのパンダ鑑賞および撮影にちょっと邪魔でした。
白っぽいからガラスに映り込んでしまうのよ。
パンダが見づらいのなんのって。
(;^ω^)
謎の水玉柄が草間彌生的にも見えますなぁ。

パンダラブはブリーディングセンターと違い、並ばずに見ることが出来ます。
上野動物園パンダガチ勢界隈のマナーがいつのまにか全国、中国にも浸透したらしく、ここでも全身黒ずくめの服装の方々が大勢おりました。
相変わらずXジャパンのコンサート会場のよう。

しかし皆さんが黒服なお陰で、ガラスの近くでは比較的見やすいです。
あ、パンダ起きてる♪
これは楓浜です。

こちら側が楓浜、奥が結浜です。
パンダの近さが売りのアドベンなのに、検疫中のためガラス越しでしか見られない。
悲しい。
本当は検疫期間前に来たかったけれど、台湾旅が決まっていたので来られなかった。

楓浜、大きくなったねぇ。
目尻が跳ね上がってアイラインを入れているみたいでかわいいです。
姉の結浜のように頭がとんがってるね。

あの日生まれた子がすっかり成長したことに胸が熱くなってしまう。
月日の流れは早いよね。

フェイスラインに永明さんの面影があるような?
永明さんは今年の春に中国からあちらへ旅立ってしまいました。
レジェンドはもういません。

父の永明さんは中国に渡ってから一度も一般公開されず、それがあったので今回の白浜行きを決めたのです。
グレートマザー良浜は26歳で、中国では25歳を越えると一般公開しないというのを見たものですから。
中国に見に行ったとしても会えるとは限らない。

日本在住のパンダ全員に会う夢を叶えるための残り一頭、それに何よりもアドベンで最初に生まれた良浜に会わずにいられないでしょう。
白浜にいるのを見なきゃ。

また今度、いつかはもう二度とこないかもしれない。
コロナ禍にそれを痛いほど知りました。
だから会えるうちに会っておかないと後悔する。

永明さんにも会いに来てよかったし、今回渡航するみんなのこともそうだと思うよ。
やらない後悔はしたくない。
やってする後悔の方がずっとマシよ。

楓浜を眺めてぼんやり考えました。
楓ちゃんの食べているのはたけのこかな?
太いのを一生懸命に食べてます。

あの黒い人ら、今日もぎょうさんおるな。
蒸し暑いのにご苦労さんやなぁ。
そう思いながら食べているのかもね。

混み合ってますが、ガラス越しではありますが、パンダを見られるのは嬉しい。
検疫中でもこんなに眺められるならば、来た甲斐があるというものです。楓ちゃん起きてたし。
ではいよいよあちらに向かいましょうか。

