2025年のGWに思い立って行った宮崎旅の続きです。
微妙なお年頃なせいか秋バテ、秋疲れ?で更新が滞っておりましたが、今年のほかの旅も溜まっているのでぼちぼちと綴っていきます。
どうぞよろしくお付き合いください。
(*・ω・)

長年憧れ続けた高千穂峡を見て、そのあとでかわいパン屋で昼ごはんを済ませて次に向かいます。

パン屋を出て再び自転車に乗って出発
こののどかな街並みが生まれ育った地元を思い出すねぇ。都会よりも田舎がホッとする。

川べりに藤の花が咲いていました。
そうか、もう藤の季節なのか。
私の地元ではこの時期に藤まつりというのがあり、藤の鉢植えを品評するコンテストがありました。盆栽、園芸好きな亡き祖父が賞を取っていたものです。
うちのは白い花の藤だったけど、藤の優しい紫色って綺麗ですよね。そして藤といえば藤あや子。女の私が見ても色っぽい、艶やかな女性と思います。

祖父を思い出し、自転車でやってきたのは槵觸神社
くしふる神社と読むそうです。

ガイド本によると、天孫降臨の地である「くしふるの峰」に建てられた神社なのだそう。
ほー

せっかくだから立ち寄ってみました。
自然のままのような林の中に神社があるみたい。
私は行きませんでしたが、ここから少し歩いた先に「くしふるの峰」を遥拝できる場所があるのだそう。

林の先にこぢんまりとしたお宮がありました。
高千穂神社よりも人が少なく、心落ち着く雰囲気です。緑が癒し系だねぇ。
ここには常駐する神職の方がおらず、御朱印は野菜の無人販売所のように置かれています。お金を入れてセルフで持っていくようになっているんだけど、鍵のない引き出しに入っているので、お金を払わずに持っていく人もいるでしょう。
日本はこんな風に性善説で成り立っているものが多い国ですよね。外国人が増えている近年、いつまでこの仕組みが守られるかが不安になります。

その国のマナーや決まり事を軽視して学ぼうともせず、当たり前のように外国語での対応を求めて、美味しいところだけ欲しがるような人が増えては日本が壊れてしまう…
私は某党の支持者ではないですが日本の先行きを案じています。そういう奴らを招くような法律とか、円安を放置するなよ!と政府に言いたい。
(||゚Д゚)
自国の価値を下げて、いいことなんてあるわけないじゃん。

余計な話を失礼しました。
(*・ω・)
くしふる神社の後にもうひとつ小さな神社に立ち寄り(写真撮り忘れ)、マンゴーはあるかしら?とチェックしにコープに寄りました。
あるにはあるけど、やっぱりひと玉でこのぐらいするんだな。出始めだからこんなものなのかな。

そうして高千穂バスセンターに戻り、観光案内所に自転車を返却しました。
そしてそこから天岩戸行きのシャトルバスに乗り換えます。本当はバイクで行くつもりだったものの、三輪のが扱えなかったので安全第一でバスです。
車中から見た写真屋さんの看板。
そういえば写真の現像ってしなくなったな。

高千穂バスセンターから天安河原までは8キロほど離れており、15分ほどの道のりです。
車窓から見える山の景色が美しい。
日本て、新緑の時期の日本て本当に綺麗だ。

道中にあった野菜の直売所
こういうところに立ち寄れたらいいのにな。
車がないと地方はなかなか不便よねぇ…
自動車の運転は私の課題です。旅行でなく、今後の人生において必要と思われ。
(´Д`A;)

天岩戸神社の参道に着きました。
こちらも高千穂峡同様に有名な観光スポットなので人が多いです。

バス停のそばに観光案内所があり、中で座って休憩できるようになっていました。
地図や綺麗なトイレもあって便利です。

高千穂エリアは天孫降臨の神話にまつわる場所が多く、ここには天照大神が隠れたという天の岩戸が祀られた天岩戸神社があります。
せっかく高千穂に来たんだから、このエリアの有名どころは全部まわらなきゃ。
ではお邪魔いたします。
(*・ω・)

天岩戸神社の案内図
この神社は川を挟んだ東と西にお宮があります。バスが着いたのは西本宮で、こちらがメインなのかな?
まわりに土産物屋や飲食店が並んでいました。

まずは西本宮の拝殿でお参りしましょう。
観光バスできたツアーの参拝客が大勢いました。

こちらの西本宮では川越しに天岩戸をお参りできるというガイドツアーがあります。
せっかくきたのでこれに参加して宮司さんのお話を聞きました。
先ほどお参りしたお宮の脇に入口があり、説明を受けながらお参りして川の向こうにある岩戸を見学をします。録音や写真撮影はできません。
その話によると神様が降り立ったとされる高千穂峰というのはこの辺りではなく、鹿児島の霧島の方の高千穂峰なのだそうです。そこは遠く離れた山の上なので、ここを高千穂峡としてそれをお祀りしようとなり、この地に神社ができたのだとか。たしかこのような説明でした。
つまりこの界隈の高千穂が天孫降臨の地ではないってコト?!
(||゚Д゚)
恥ずかしながら初めて知りましたよ…
そういう意味でも案内に参加してよかったです。

どこに行ってもそうだけど、案内してくれる人がいると理解が深まりますね。本やネットで見るだけではわからないことってあるもん。
そうして次は天岩戸神社から少し離れた場所にある天安河原に向かいます。ここから歩いて約10分だって。

高千穂に来てみたかったのは高千穂峡だけでなく、この天安河原に来てみたかったのが理由でした。
そのまんま東が宮崎知事選に出る前、ここを訪れて不思議な声を聞いたと昔にテレビで見たからです。それに後押しされて出馬したんやて。昔にオーラの泉で見たのよ。
私は怖がりのくせにそういう話が好きですから、どんな神秘的な場所なんやろかと気になって。ワクワクしながら天安河原に向かいました。

天安河原までは遊歩道が整備されています。
ただし坂道で段差があるので、足腰が弱い方や車椅子の方は行かれません。
ご覧のように渓流沿いの景色も綺麗ですし、普通の体力の人ならば大して苦になる道のりではないです。

水の透明度がすごいね。
これを見て、この地は清らかな聖地なんだなと思いました。

ところがですね。
いよいよ天安河原の洞窟に着くという時、なんとも言えないにおいがします。
あれ?なんか…臭くない?
(;・ω・)
コウモリのフンかしら?と考えたものの、この洞窟は前方が開いたオープンエアです。だからそんなに空気はこもらないはず。
それなのになんか臭いの。小便のような、カビた地下のような嫌なにおいがする。

そして洞窟の中は石が積まれていて、その景色はまるで賽の河原ではないですか。
三途の川の川辺で子供らが石を積み、せっかく詰んだのを鬼がやってきて蹴飛ばして崩してしまうというアレ。
怖くて中の写真なんて撮る気になれず、中から外を見た景色だけ撮りました。いや、ガイド本とかで見てこういう場所だというのは分かっていたんですけどね…
口コミ等を見ると「パワーが圧倒的で素晴らしい」とか「清らかな聖地で感動した」みたいに書いてあるのが多いし、まわりの人は誰も臭いとは言ってない。
私だけがそう感じるのかな??
でもなんか臭いし、怖いよ。
(´Д`A;)

八百万の神がご祭神と書いてありますけどね。
私はここは「あ、ダメだ」と思いました。
パワースポットも人間関係も相性、合う合わないってありますから、自分の感じるものを信じたらいいと思いますよ。
「あの人はすごくいい人だよ」と言われている人でも、自分はおや?そうかなぁ?と感じることがあるのと同じ。
他人の言う言葉よりも自分を信ずべし。

天照大神をどうやって岩戸から出すかを相談したという天安河原の洞窟は、自分にとってはパワスポどころかホラースポットでした。
なんだか怖くて長居できないほど。
(´Д`A;)
そこに行くまでの道のりはとても綺麗です。それに怖い、臭い、なんか嫌!と感じるのは私だけかもしれませんから、ご興味のある方は行って自分の目と感覚で確かめてみてください。
たしかそのまんま東氏は夕暮れ時に行ったと話してたけど、そんな暗い時間には絶対に行かない方がいいんじゃないかな…。神社も午後3時以降はあまり行かない方がいいと言いますから。

往路のワクワク感は消えて、上り坂をゼーハー登って戻ってきました。
写真は遊歩道への入口あたりにある人気のカフェです。

あまてらすの隠れカフェという店で、渓流の景色を眺めながら軽食やスイーツを楽しめるそう。
ソフトクリームでも食べようかと迷い、結構混んでいるようなのでやめました。坂を上がって疲れたのか足が痛み、立って待ちたくない。

というわけでまだいただいていなかった御朱印をいただきに社務所へ
流れるような達筆で美しいですなぁ

せっかくなので一応こちらもいただきました。
もう二度と行くことはないと思うから。
(ノ∀`)

東天紅みくじという鶏のおみくじがかわいい
東天紅っていうと上野公園辺りにある中華レストランを思い出すよね?
(;^ω^)
伊勢神宮と同じく、天岩戸神社の境内には鶏が放されて自由に散歩しておりました。

鶏だけでなくうさぎもいましたよ。
ピョンピョンと元気に跳ねていてかわいかった。
広島のうさぎ島を再訪したいなぁ。車がないとアクセスがイマイチで、なかなか行かれないのが悲しいです。

続いては東本宮へ
西本宮と比べてこちらは人が少ないみたい。
伊勢神宮も内宮だけ行って外宮へ行かないひとがいますし、それと同じかな?

このように空いているので、ゆっくりとお参りしました。
神社で一番に祈るのは健康です。
自分を守り、支えられるのは自分しかいませんからね。何をおいても健康でないと。(切実)

そして日本の国が美しいままでありますようにと祈りました。
自分だって海外に遊びに行きますし、外国人は排除しろとか言いませんが。この国に暮らすのならば、日本を愛して日本に溶け込む努力はしてほしい。
モラル、治安の悪化になるような外国人は正直言って入れてほしくない。目先の利益で安い人材を入れたい経営者の気持ちは分かれど、それでかえって大きなものを失うはずですよ。
こういう問題を放置すると日本が食い尽くされてしまう気がするのです。

天安河原に関しては想像していた場所と全然違いましたが、長年憧れていた高千穂峡に来られてよかったです。
パワスポ云々よりも、この地の自然に癒されました。いいお天気に来られて幸せ。

楽しみだった地鶏の炭火焼を食べられなかったこと、夢見が丘ならぬ「国見ヶ丘展望台」に行かれなかったのが悔やまれますが、宮崎の美味しいものは他にもいろいろあるからね。
明日は宮崎牛でも食べて帰ろうか。
高千穂バスセンターに戻り、バスを乗り換えて延岡に帰りました。

帰りの道中の写真はありません。
帰りのバスでは足が痛くて痛くて、撫でてさすっていました。自転車で坂道を漕いだせいかな?
延岡に着き、ホテルでひと休みしてから夕食を食べに出かけました。ホテルの裏、数軒隣にあるこの列が私のお目当てよ。

直ちゃんという店が目当てです。
こちらはチキン南蛮発祥の店だと言われており、鶏肉に目がないチキン野郎な私は迷わずここへ足を運びました。
宮崎市じゃなくて延岡が発祥なのか。
(*・ω・)

待っている間にメニューを選びます。
メニューはシンプルで、チキン南蛮定食かもも焼き定食、たたき定食のいずれかと飲み物しかありません。
あとはご飯の量を決めるぐらい?

私の数名後ろでこの日のオーダーがストップになっていました。人気店ゆえ早めに行かないと品切れになってしまうみたいね。
(||゚Д゚)
店内はこんな感じで、カウンター席があるのでおひとりさまでも入りやすいです。

チキン南蛮定食ご飯少なめでオーダー
注文したあとでご飯は並盛りにしたらよかったと後悔しました。
(;^ω^)
定食はチキン南蛮と、冷や奴、お漬物が付いてます。ご飯が進むものばかりよ。

これが直ちゃんのチキン南蛮です。
何か変だと思いませんか?
こちらのお店のチキン南蛮はタルタルソースがないのです。南蛮酢だけという非常にシンプルなものなの。
衣が独特で、サクサクした食感が美味しい。お店オリジナルの南蛮酢とも合うし、鶏の脂と酢が絡んだキャベツがうまー
(*´ω`*)
あっという間にベロっと食べ終えました。

私の後ろに並んでいたお兄さんは鶏肉倍量で注文していて、それを真似したらよかったわ。
衣が軽くて美味しいし、柚子胡椒やからしをつけて味変して楽しんだら二枚ぐらいは余裕で食べられると思う。鶏肉はおそらく胸肉で、柔らかくてあっさりいけます。
食いしん坊は肉ダブルをおすすめ。
(*・ω・)
お店の南蛮酢はお土産用に販売されていて、せっかくなので買いました。鶏肉を揚げてチキン南蛮を作るのが面倒な人は、これをキャベツにかけて食べるだけでも美味しいですよ。
料理が面倒な夏の時期、買ってきた千切りキャベツにこれをかけてよく食べました。
(〃▽〃)

並んでいる時に見た夕暮れの空が綺麗でした。
高千穂に行かれて満足です。
自分で足を運び、そこで感じて初めて分かることってあるんだなぁというのが一番の感想かな。写真で見ただけでは分からないからこそ、わざわざ行く価値があると思う。良いことも悪いことも経験してこそだよね。
この日は異様に足が痛くてたまらず、念のため塩を入れたお風呂に入って寝ました。名古屋の旅行記で書いたように、塩にはお清めの効力があるそうですから…
(||゚Д゚)
というわけで高千穂編は終わりです。
翌日は夜の飛行機で帰る予定で、それまでもう少し宮崎を観光します。

