建設業の端くれで働くわたくし。2025年のGWは暦通りの飛び石連休の予定でした。
現場事務所詰めで仕事していた頃は現場が全休ならば現場都合の休みとなっていたのに、内勤になって以降はそれが出来ません。
長く休みたければ有給を使いなさいという不条理な会社方針ゆえ、万年有給貧乏の私は暦と有給の残数を眺めてため息をつきます。GW、盆、正月やインフルエンザ等にかかった時用に休みを残しておかないと怖い。今年の連休は暦通りにした方が無難だな…。そう思っていました。
ところが得意の「せっかくだから」の血が騒ぎます。せっかくのGW、気候の良い行楽シーズンなのに帰省だけなんて悲しすぎる。安い航空券とかないかな?と通勤電車でついつい検索してしまったのです。
すると奥さん、見つかりましたよ。
(||゚Д゚)
GWなのに往復で二万円台で行かれるチケットが。しかもホテルは一泊一万以下!インバウンドで何もかもがお高くなった令和の日本にこんな楽園があったなんて!!
しかもそこは昔から行きたいと憧れていた場所ではございませんか。
捨ててくだされ、社会人としての建前など。
こうやってめぐりあえたからにはどうして離れられよう。一日だけ有給取って行ってしまえばよいではございませぬか…
チケットにそう言われた気がしてポチり、一日だけ有給を使うことにしました。自分に甘い、我慢のない身勝手な人間だというのは嫌というほど自覚してます。これはそんな自分をどげんかせんといかん!と出かけた宮崎の旅行記です。
もしよかったらご覧下さいませ。
(*・ω・)

2025年4月26日土曜日
思いがけず出会ったお手頃なチケットで宮崎へ向かいます。
羽田発ではなく成田から、夕方発のLCCではありますが、GW時期に座席指定や荷物料金込みで往復25000円ほどと大変お手頃でした。
成田へは東京駅からいつもの格安バスを利用します。東京駅八重洲口を出てすぐに乗り場があり、それに乗れば一時間ほどで着きます。
自宅から羽田は直通のバスがなく、電車は乗り換えが多いので、成田に行くのと労力はほとんど変わりません。それに気付いてから成田が身近に思えるようになりました。

とはいえ貧乏暇なし勤め人の私が成田に来ることは年に一、二度しかありませんから、成田空港という場所は特別感があります。
この日はコロナ禍前以来の成田第3ターミナルで、いつも以上にドキドキでした。

第3ターミナルはLCC用で、コロナ禍前は台湾や札幌に行くのに何度か使っていました。
ああ、この感じ。
懐かしいなぁ。
昔と全然変わっていない。

コロナ禍前以来だからもう5年以上ぶりかな?
建物の雰囲気は変わっていませんが、昔よりもお店が増えた気がします。
待合スペースも増えていて、そこにインバウンドな外国人が大勢いました。そこが一番変わった点かも。昔はアジア系の方はいても西洋人なんてほとんどいなかったと思う。
成田からLCCで沖縄や北海道へ行く外国人が多いようでした。

飛行機の搭乗まで時間に余裕があったので、ターミナル内の売店を見てみました。
ここは成田空港のある千葉県の物産コーナーのようです。

千葉限定あさりバター味のばかうけだって。
めちゃ美味しそうやん。
ばかうけ大好き❤️
(*´ω`*)

この店で一番気になったのがこれ。
雷鳥という名のひねり揚げです。
わさび味とガーリック味ってどっちも絶対美味しいやつに決まってるよね。
これから旅に出ますから、これは帰ってきた時に買いましょう。

保安検査を受けて乗り場に向かいます。
この簡素さも懐かしいねぇ。

コロナ禍の前は週末の仕事終わりにここにきて、22時過ぎの便で台湾に行ったりしていたなぁ。
あの頃を思い出すと、よくそんなに体力と気力があったなと思います。そのぐらいに台湾にハマっていたし、どこかに逃避したかったのでしょう。
分かっていたことでしたが、ここに来たら昔のことをあれこれ思い出してしまいました。
チェックインを済ませた後にリンガーハットでちゃんぽんを注文したら、荷物の確認で呼び出されたことがあったな…
その時はカメラのバッテリーを抜き忘れたのが原因でしたが、再検査中に出来上がりの呼び出しベルが鳴って慌てたのを思い出しました。
(;^ω^)
最近はモバイルバッテリーからの発煙や発火で管理がより厳しくなってますからね。安全な旅のためにもしっかり確認しましょう。

簡素な通路を抜けて搭乗口に着きました。
こちらも非常に簡素です。日本の国力低下の象徴に思えます。゚。+(=゚ω゚)ノ+。
年末年始に行ったマレーシアのLCC用ターミナルは広いし綺麗だったよ。(。´Д⊂)
日本は国土も国民もとても素晴らしい国なのに、何かと不安を煽り、長期的なビジョンを育めない政治が残念ですよねぇ。
我欲の塊みたいな政治家しかいない。誠実で真面目な方が目立たないだけかもですが。

余計な話を失礼しました。(*´-ω-)
話を戻します。
素晴らしい日本の、素晴らしい千葉県には美味しい名産品がたくさんあります。
千葉土産で有名な、なごみの米屋の「ぴーなっつ最中」とか。これ、ピーナッツ型の見た目もかわいいんですよね。

なごみの米屋の「なごみるく」なる商品が気になりました。
博多土産で有名なアレみたいなお菓子かな?
美味しそう。

千葉銘菓といえば銚子電鉄のぬれ煎餅もはずせませんわね。
適度な湿り具合、濃すぎない味が好きです。

搭乗まで時間があったので、こうして売店をじっくりと眺めて楽しみました。
国際線の方とは違うローカルな品揃えを見るのが楽しい。

閉所、高所が苦手で飛行機が苦手なので、売店散策は緊張をほぐすためでもあります。
飛行機苦手だけどさ、乗らないと目的地に着かないからねぇ。
(;^ω^)

千葉土産は帰りに買うことにして、必要なものを買ったら搭乗します。

今回はジェットスターを利用します。
宮崎までご安全に。
よろしゅうたのんます。
(*・ω・)

LCCなので多少狭いのは承知しております。
おJAL様とかでも小さな機体だと狭いですし、国内であればLCCでも苦になりませんけどね。

今回は座席指定や預け荷物、機内でのバウチャーがセットになったオプションをつけました。
これらのスナックと飲み物が選べるみたいよ。
わざわざ買うことはしませんが、付いているとちょっと嬉しい♪お得な気分になりました。
(*´ω`*)

そうして無事に宮崎ブーゲンビリア空港に到着しました。
到着時の夕焼け空がとても綺麗でした。

荷物もスムーズに出てきました。
地方の空港はそれがいい。

荷物を受け取って外に出ると南国らしい木が!
本当に宮崎に来たんだなぁ。
東国原知事時代からずっと憧れて、一度訪れてみたかったんですよ。ついに来られてうれしい。

空港の外には鉢植えのブーゲンビリアが。
私はブーゲンビリアが好きで、この花の咲く場所が好きです。
宮崎は初めてですが、きっと自分に合うと思う。

空港を出て、急ぎ足で移動しました。
空港の隣にある宮崎空港駅から電車に乗ります。
ほんとうにすぐ隣が駅で、乗り換えが便利です。写真の右側は空港の敷地ですよ。
方向音痴でも迷う心配なし。゚。+(=゚ω゚)ノ+。
そして空港から宮崎駅までは電車で20分ほどととても近いです。
福岡に負けてないやん!知らなかったよ。

宮崎空港から特急ソニックに乗りました。
特急の車内のカラーリングがすごいね。

宮崎空港から特急に乗って延岡まで移動します。
今回の旅は宮崎の高千穂に行くのが主目的で、そこへ行くバスの起点となるのが延岡なのです。
熊本から高千穂へ行くバスルートもあるんですけどね。宮崎便がお手頃だったから…
(;^ω^)

宮崎空港から延岡までは特急で一時間半ほどかかります。
翌朝早起きして移動するよりも一気に行ってしまう方が楽かなと思い、初日に負荷をかけるこういうルートに決めました。
早起きしなくて済むし、宮崎市内よりも延岡の方がホテルも安くてその点もよかったですよ。
(*´ω`*)

特急は指定券を買ったものの、非常に空いていました。
チラホラと乗る客はそれぞれ弁当や缶ビールを広げていて、自分も特急の中で夕ごはんにしました。
この日のメニューは東京駅で買ってきた崎陽軒のチャーハン弁当です。崎陽軒は冷めていても美味しいのがいいよね。

日が暮れて外の景色が見えず、宮崎に来たという実感があまり沸かないうちに延岡に到着です。
飛行機から乗り換え後の移動でしたが、距離も時間もあまり苦になりませんでした。だから余計に来た実感が湧かない。
(;^ω^)

実感は湧かずともここは宮崎の延岡なのです。
高千穂への玄関口ですわよ。
それでは駅を出て今宵の宿へと向かいましょう。