2024年の年末に帰省をし、その帰りに思い立って信州に寄ってきました。
帰省の時、日々の通勤路、いつもは通過する街。
でもちょっと気になる…
そんな街ってありませんか?
時間とお金を無駄にしたくない、わざわざ降りるのもなぁと考えがちな私ですが、思い切って途中下車をして寄り道するのも悪くないなと思う旅でした。
冬の信州の寒さに負け、旅というよりもちょっとしたお散歩程度の内容ですし、前半は個人的な記録が混ざっています。
もしよかったらご覧下さい。
(*・ω・)

2024年12月 実家に帰省しました。
仕事終わりにそのまま帰り、数日の有給と土日を使う長めの滞在でした。
お盆でも正月でもない平日の晩に地元に帰ったわけですが、駅前はがらーんとしてひと気がなく、迎えに来るはずの母もいません。故郷とはいえ、地方の夜は人も明かりも少なく心細い。
遅れているのかな?と待つも、30分待っても迎えが来ない。まさかと思って電話すると時間を間違えていたようで、まだ家でした。
(。´Д⊂)
雨が降って寒く、待つ間に身体が冷え切りました。迎えにきてもらう身なので文句言えないのが悲しいわ。

翌朝は早くに起き、入院して手術をする父を病院に送り届けました。
病人はこの日から絶食で、術後も当面は普通の食事が取れません。そのためこの日まで「あれが食べたい、これが食べたい」といつも以上に好きなように食べていたそう。わが家は食べることに重きをおく家系です。
病室に荷物を運んでベッドまわりを整え、医師の術前説明を聞き、父を送り届けて帰りました。
その別れ際に父が「なにか美味いものでも食べて帰れ」と私たちに言いました。
う、うん。
(;・ω・)
目を泳がせて、平静を装って答えました。
実はこの帰りにランチの予約をしていたのです。
父とは行かないジャンルの美味しいものを食べたいと母が言うので、父に内緒で界隈で評判のいい店を予約済みだったのですよ。
父は昔から勘が鋭く、それを見抜いていたのか?
それとも労を労って言ったのか…
自分は断食になるという皮肉なのか
(´Д`A;)

さっきの一言には驚いたねぇ
食べられない人には申し訳ないけど…
と話しながらランチをいただきました。
(;^ω^)
平日でも予約必須というだけあり、とても美味しいお店でした。
ボリュームのある前菜、スープ、手作りのパンや生パスタ、どれも美味しい。

デザートの焼きプリンが美味しかった。
苦めのカラメルが大人向け。
美味しいものを食べられるって幸せだなぁ。
きっといつか何かしらの病気になるのならば、食べられる時に食べておこう。
健康のため、美容のため、食べたいものを我慢して病気になるよりも、悔いなく食べたいわ。

翌日。
好きなものを好きなように食べ、病気になった父の手術は無事に終わりました。
病気発覚から手術までが奇跡のようにスピーディーで、大変ラッキーだったと思います。父が病気発覚直前に行った高野山と熊野大社のご加護かもしれません。
病気が分かり、本人は死を覚悟したようですが、比較的早期で手術も予定通りに済んだので、順調に回復していくでしょう。
ただ、内臓脂肪の多さから手術をする医師たちは結構手間取ったそうです。脂肪が邪魔でなかなか病巣に辿り着けず時間がかかったそうでして。
食べたいものは食べつつ、太り過ぎには気をつけないとダメね。
(´Д`A;)

手術の翌日、起きると雪景色でした。
秋から冬への変化を見たのは家を出て以来初めての気がします。
この日も病院に行き、術後の父を見舞いました。術後の痛みはそれほどではないそう。入院も長くない見込みで、おそらく正月前に退院できるとか。がんなのに?と驚きましたよ。今の医療は進んでいますね。
見舞いのお礼と、年末年始の旅は気をつけて行くように言われて帰りました。
父の様子によっては年末年始の旅は無理かと考えていましたが、本人からこう言われたので大丈夫だな。色々な意味でホッとしました。

帰省をし、病院通いの数日を経て、私は東京に帰ります。
いや、帰る予定でした。
そのまままっすぐ帰るつもりだったんですけどね…
あと一日休みがあるし、せっかくだからちょっと寄り道しようかしら?と思いたちまして。

信州の上田にやってきました。
親不孝なノー天気ドラ娘ですいません。
(ノ∀`)

上田は実家から東京へ戻る新幹線の経路の途中にあり、昔から気になっていた場所なのです。
広い信州のどこにあるかというと、長野と軽井沢の間ぐらいにある場所です。
真田太平記で有名なところ。
だと、歴女の仕事仲間が言ってたわ。

私はおバカで無知な女ゆえ歴史のことなど全然分かりませんのよ。
上田に興味があったのは別の理由からです。
駅前はこんな感じ。
よくある地方都市の風景です。

上田の駅はこんな感じ。
新幹線が停まる駅ではありますが、駅前もそれほど栄えていないですね。信州でも松本や長野とは違い、都市っぽさは薄め。
自分の地元よりははるかに栄えていますけど…

駅のそばには栗おこわや栗のお菓子で有名な「竹風堂」がありました。
栗おこわって美味しいよね。
ばあちゃんが生きていた頃は毎年秋に炊いてくれたなぁ。
生の栗は皮むきが大変で、自分では一、二回しか作ったことがありませんよ。手間暇を考えるとこういうお店で買うのが一番よね。
(;^ω^)

この日は上田に一泊するので、まずはホテルに荷物を置きに行きました。
身軽になったらぶらぶら歩いて上田城跡方面へ。
途中に「池波正太郎真田太平記館」の案内板がありました。
私がなぜ上田に寄ってみたかったのかというと、池波正太郎さんの食エッセイに上田が出てくるからです。20代の頃に「食卓の情景」というエッセイを読み、それは自分に大きな影響を与えたのですよ。
池波さんの子供時代、若い頃、作家になる前の劇作家時代の生活やその当時に食べていたもののことが書かれており、文章からその情景や味を想像させる名作エッセイと思います。
池波さんの手書きイラストも味があります。

池波さんは真田太平記の執筆で上田に通ったため、この地に知人もいて、行きつけのお気に入りの店が何軒かあったようです。
今回はその池波先生御用達の店に行こうと考えておりました。
先に言うと、全然行けなかったんですけどね。

うー、寒い。
実家の方は雪が降るものの、気温はそこまで下がりません。対して信州は豪雪地帯のように雪が降ることはない分、気温は氷点下に下がります。
地元とは違う寒さに震えながら、まずは昼ごはんを食べに向かいました。
「食卓の情景」に出てくる「刀屋」というそば屋に行くつもりが、そこは自分の行動予定と方向が合わないため断念。
上田城跡の近くにある「草笛」というお店へ。
この辺りに数店舗あり、地元の方に人気なんですってよ。

店頭でそば打ちをしています。
信州といえばお蕎麦よね。
手打ちそばがいただけるのは嬉しいわ♪
子供の頃からうどんよりもお蕎麦が好き❤️
(*´ω`*)

店内は広く、席数が多いです。
それでも満席なほど賑わっていました。
メニューはこんな感じです。
本来は冷たい蕎麦が好きだけど、この寒さなのでちょっと無理だな。どうするべ
大定番の天ぷらそばか、好物の山菜そばか…

季節限定メニューもあるみたい
これもいいわねぇ
サイドメニューのあべかわ餅が気になるな。

選んだのはこちら
カレー南蛮そばでございます。
(*・ω・)
大好物のカレーと好物のそばの組み合わせ。
これしかないでしょう!
昔ながらのカレー南蛮な、このとろみがいい。

テーブルには信州土産の定番である八幡屋礒五郎の七味が置いてありますよ。
ここのは缶入りじゃなくて瓶ですね。

七味だけでなく、ガラムマサラ七味があったので、こちらを使いましょう。
八幡屋礒五郎は近年のスパイスカレーブームに合うこうした商品を増やしており、長野土産としてではなく、全国の洒落た雑貨屋等でも置かれてます。
歴史あるものを代替わりでブラッシュアップし、新たな販路を設ける。やり手やなぁ

七味をふりふり
とろみの強いつゆの下からお蕎麦を探していただきます。つゆはもったりと重く、あっつあつ。
そば感の強いお蕎麦が美味しい。
この麺はカレーじゃなくて冷たいそばで食べた方がよかったかも?もったいない気がする。
(;^ω^)
そう思いつつも、昔ながらの蕎麦屋のカレー南蛮は美味しゅうございました。
出汁の効いたそばつゆとカレーって合うよねぇ。

憧れの刀屋ではない店に行ってしまったのがちょっと悔やまれますが、美味しかったのでヨシ。
せっかくなので上田城跡に寄りましょう。
カレー南蛮でお腹から温まったし。

冬枯れの紅葉が綺麗だな。
信州は寒暖差が大きいから紅葉が綺麗ですよね。
その時期の山は遠目に見ると日本むかし話のような色味で、それを普通に日常として眺めているのであろう人々が羨ましい。

こちらが上田城址です。
天守閣などはなく、城跡と櫓などのちょっとした建物のみみたい。

先に書いた歴女の仕事仲間が真田幸村について昔熱弁していたなぁ。色々教えてもらったはずが、全く覚えてないんだけど。
その子は歴史そのものではなく、アニメかゲームに出てくる真田幸村にハマったようですよ。上越市の謙信公祭でGACKTが来て、その謙信公に惚れるように、彼女は本物ではない幸村様に惹かれたらしい。
(;^ω^)
下のサイト(上田人物伝)等によると、真田幸村は豊臣秀吉に忠誠を誓い、徳川家康を苦しめるほどの実力のある戦国武将であったとのこと
なるほどねぇ
https://museum.umic.jp/jinbutu/data/052.html

戦国武将にも城にも興味が薄い私ですが、せっかくなのでちょっと見てみましょう。
※わたしはせっかくだからを重んじます

立派な石垣やねぇ

この石垣のいわれの説明書き
ブラタモリっぽい内容ですね。
あの番組は男性的な思考の方がお好きな印象。
自分はいまを生きるのが精一杯で、昔のことまでを深めて学ぶなんてできません。
歴史や地理に強く、それを深められる人は素晴らしい。本当に尊敬しますよ。

歴女な仕事仲間も推し活的な旅で上田に来たと言っていたなぁ。
きっかけが何であれ、そこから知識を得ようとする姿勢がすごいよね。

上田城跡から眺めた上田のまち
自然環境が良くて長野や東京にも出やすいから住むのに良さそうです。ちょうどいい都市かな。
長野県は移住者に人気ですよね。

お城の敷地内に真田神社というのがありました。
こちらは真田氏一族を祀る神社だそう。
神社好きですし、せっかくなので参拝しました。

お参りの後は趣味の絵馬鑑賞
絵馬も戦国武将な絵柄です。

御朱印帳も戦国武将ちっく

御朱印帳のバンドは甲冑ちっく

真田神社の御朱印はこんな感じ。
クリアファイル付で嬉しい。
飴もいただきました。
神社に来る予定ではなかった(そもそも帰省だけのつもりだった)ので、御朱印帳本体も書置きのを入れるハードケースも持っていなかったんですよね。
やり手の戦国武将真田幸村の神社は気が利いているわね。

この真田神社はおもしろいところでした。
甲冑のガチャガチャがあったり

多種多様なおみくじがあるのです。
恋みくじ、四季の花みくじ、縁結びみくじ

戦国みくじ

こどもみくじ、七福神みくじ、姫みくじ

招き猫みくじ、傘みくじ、金箔金運みくじ

男みくじ、女みくじ、言霊みくじ
他にもまだ色々あった。
おみくじの百貨店みたいでしたよ。

せっかくなので、女みくじってのをやりました。

大吉!
大吉、大吉、だ、い、き、ちぃ〜〜〜
(〃▽〃)
↑IKKOさんのCM
ネタとしてやってみたおみくじが大吉で嬉しい♪

城も歴史も興味が薄いのに、せっかくだからと立ち寄ってよかったわ。
こういう小さな幸せを大切にしよう。
その積み重ねが大きな幸せになるはずよ。
(*´ω`*)

そんなことを考えました。
内容薄々な上田散策は後半に続きます。
ここから本来の自分の興味の方向に向かいます。ここまでの浅くて薄い内容からやや変わりますので、もしよかったらご覧くださいませ。