秋の神戸で女子の集い’24 〈vol.4〉物欲、食欲、パンダ欲

2024年10月に行った神戸旅の続きです。

今年はスピードアップするぞ!と新年に誓った矢先、正月休みの疲れから風邪気味で早くも作業が滞っておりましたが、だいぶ体調が回復したのでがんばります。

よろしくお付き合いください。

(*・ω・)

神戸滞在二日目は夜に旅友さんたちとの集いがあり、それまでの時間に自分の行きたい場所へ行くことにしました。

お金持ちの住まう街として有名な芦屋方面へ足を伸ばし、前から見たかったヨドコウ迎賓館を見学して次へ向かいます。

ヨドコウ迎賓館を出て、駅へと向かいます。

駅までの道は下り坂で、まわりには素敵な邸宅が並んでいましたよ。さすが芦屋やねぇ

お金持ちのおうちは道路面に窓が少なくて要塞のような外観だけど、中に庭があったりして採光できるようになっているのかな?

うちの近所にもそういうお宅があり、中を見学できたらなぁと羨ましく眺めています。

10分弱歩き、阪急電鉄の芦屋川駅へ。

帰りはこちらの路線で帰ります。

重厚感あるボルドーカラーの車体が阪急よね。

阪急電車は外観も車内もボルドーが使われ、木目調との組み合わせがレトロっぽくて素敵。

神戸に住むならばこの沿線に住みたい。

阪急電車とトムとジェリーのコラボグッズがあるようです。

私は子供のころにトムとジェリーが好きだったから心惹かれました。

あれ?どっちがトムでどっちがジェリーだっけ?(;^ω^)

それを考えるうちに目的の駅に着きました。

御影という駅で下車。

駅からぶらぶらと歩き、着いたのがここ。

マモン・エ・フィーユ」という洋菓子店です。

雨で傘をさしていて、駅からここまでの写真が無くて申し訳ないですが、この辺りも小綺麗な住宅街でした。住宅街なんだけど素敵な店もちらほらありましたよ。

にしむら珈琲のお店も大きな一軒家風でしたし、そのそばにあった洒落た四川料理の店が気になりました。

このお店に近づくにつれてバター系のいい匂いがしてきて、その匂いを嗅げば辿り着けそう。

ここは住宅街にある菓子店ですが、店内にはたくさんのお客がいました。

こちらはこの缶入りのサブレが有名です。

マツコの知らない世界でも紹介されたことのあるお店ですよ。(*・ω・)

私はフランス系のバターサブレが好きで、この缶の見た目が素敵なのでずっと前に地図に★を入れてチェックしていました。芦屋から神戸へ戻る途中なので今回立ち寄り、これを買いました。

お昼ごろに行ったらその時点で売り切れの商品もありましたよ。人気商品が欲しい人は早めに行くのが良さそうです。

目当てのものをゲットしたら、次へ向かいます。

待ち合わせ時間が決まっているのでこの後はサクサク行かねば。のんきにしていられない。

再び阪急電車に乗り、王子公園駅で下車

王子公園駅はパンダがいっぱい

ひと昔前の懐かし系テイストです。

ここは王子動物園の最寄り駅です。

王子動物園には「神戸のお嬢様」と呼ばれて愛されていたタンタンというメスのパンダがいました。

2024年の3月に亡くなってしまいましたが、駅はまだパンダがいた頃のままで、それを見てちょっと切なくなりました。

(´;ω;`)

駅を出て向かったのは動物園ではありません。

王子公園駅のすぐそばにあるカレー店の「カラピンチャ」です。

コロナ禍の頃にタンタンに会いに来た帰りに立ち寄り、ここでカレーを食べました。その味が今も忘れられず、今回再び来てみたのです。

※この写真は2021年に訪れた時のもの

3年ぶりだけど、お店は全然変わっていません。

前回と同じくカウンター席に案内されました。

そういえば前回来た時も私は前夜にお腹具合が悪くて、カレーなんて大丈夫かなと思ったんだよな。それでも食べたくなるのがカレーの魅力、魔力よ。

私の食い意地でもあるが。

(〃▽〃)

この日のメニューはこんな感じ

ここはスリランカカレーのお店です。肉、魚系、ベジのカレーがあり、それから一つ選びます。

前回はエビカレーを食べて、それがすごく美味しかったんですよ。今日もメニューにあり、迷わずそれにしました。

カラピンチャのカレー

皿にご飯、豆のカレー、野菜の副菜などが盛られており、メインのカレーは別の器に盛られています。汁気が多いカレーだから別盛りなのかな。

これ系のカレーは見た目が映えず、一見するとうーんという感じですよね…

しかし、ここのカレーはやっぱり美味しい!!

ウマー(||゚Д゚)

思い出補正ではなかった。ほんとに美味しい。

※これは2021年に来店した時のもの

メインのエビカレーはもちろん、豆カレーも野菜も全部が美味しくて一気に食べすすめてしまいます。この店が近くにあったら間違いなく通う。

食後に出るヤシの花蜜かけヨーグルトも美味しいです。なんとも華やかな香りがするの。

夢中で食べてしまい、この日も肝心の写真を撮り忘れるという失態を犯しました。最近このパターン多すぎだな。(´Д`A;)

前に来た時と色々変わったこともあるけれど、変わっていないものもあるよね。

カラピンチャのカレーは変わらず美味しくて、それに心とお腹が満たされました。神戸に来たらまた行かねば。

食後は王子動物園に向かいました。

3年前と変わり、もうタンタンはいません。

それはもちろん知っています。

かつてタンタンが暮らしていたパンダ館で、タンタンやそのパートナーだったコウコウの飼育記録を展示していると知って足を運びました。

タンタンは1995年に四川省臥龍基地で生まれました。

神戸の震災のあとの2000年に来日し、29歳でここ王子動物園で亡くなりました。生まれた子供を亡くしたり、パートナーのオスが早くに亡くなったり、晩年は心疾患になったり。

タンタンは愛されお嬢様ではあったけれど、苦労が多い、孤独なパンダ生だったのではないかと思います。

タンタンは手足の短いおっとり感が可愛くて、神戸の人やみんなに愛されていました。

ここ王子動物園の飼育スタッフさんからも愛されてとても大切にされ、亡き後にはこうした展示が作られました。

パンダ館の通路にありし日の写真などが展示されています。

雪の中で遊ぶタンタン

神戸もこんなに雪が降ることがあるんだねぇ

パンダは寒さに強いですから、雪はへっちゃらみたいです。シャンシャンがいる雅安も雪が降るよね。

パートナーのコウコウの写真もあります。

コウコウとタンタンはあちらの相性が良くなくて、自然交配がうまくいかなかったとか。血統などを考慮し、夫婦として娶されても、一度試してダメだとその相手とはもうしないというのがパンダなんやて。人間よりも難しいかもね…

ι(´Д`υ)

それで人工授精をした際に、麻酔から目覚めずコウコウは亡くなってしまったそうです。

人間もパンダも不妊治療は大変よね。お金もかかるし、身体の負担も大きい。

(。´Д⊂)

かつての展示室にはタンタンの等身大パネルが飾られ、まるで本物のタンタンがいるようになっています。

パネルの下の笹が青々しているから、毎日交換しているのでしょうね。すごいねぇ

上の写真にある中華鍋?フライパン?は何かというと、タンタンの晩年の心疾患治療の服薬に使っていたものです。

NHKの番組でその時のドキュメンタリーがありましたけど、タンタンの病気が分かってからその治療をするにあたり、スタッフは相当な試行錯誤をして苦心したようです。

苦い薬をどう飲ませるか?色々試してたどり着いたのが、サトウキビジュースに溶かし、フライパンを使って飲ませるという方法だったそう。

フライパンは持ち手の枝が長いため、パンダと人間双方に危険がなく飲ませられるんだって。パンダは歯が鋭く、竹を割るほど顎の力がありますからね。悪気がなくとももし噛まれたりしたら大変なのです。

晩年は非公開となり、バックヤードで飼育員さんたちと闘病していたタンタン。

飼育員さん達はブラッシングでタンタンと触れ合って交流していたんだって。服薬の時と違い、その時はタンタンもご機嫌になるのでみんなそれをやりたかったみたい。

(;^ω^)

ブラッシングで取れたタンタンの毛も残されています。パンダの毛って硬いのよねぇ

等身大パネルの展示なんてシュールではある。

けれど飼育員さん達の愛が伝わりました。

タンタンがここにいたという証を残そうという気持ちが伝わりましたよ。

これもそのひとつで、これは笹の葉に模したカードにタンタンへのメッセージを書いて飾ろうというもの。

このように多くの葉が飾られていました。

せっかくなので私も書いて飾ってきました。

本物のタンタンには一度しか会えなかったけど、NHKの番組やインスタなどでかわいい姿を楽しませてもらいました。

闘病おつかれさまでした。

向こうでのんびりと過ごしてね。

こんなにも大切に育ててくれる施設ですから、またいつか神戸にパンダが来てくれるといいな。

国同士は色々あるけれどパンダを政治的な材料にしないでほしい。と、いつも願ってます。

王子動物園ははっきり言って地味な動物園です。案内表示も少なくてちょっと分かりづらいし。

しかしじっくり見るとなかなか楽しいです。敷地内に異人館もありますし、マヌルネコやレッサーパンダもいます。それにオランウータンがおもしろいんですよ。

今回は見物に難儀なぐらい雨が降っていたのと、この後の待ち合わせがあるのでパンダ館だけ見て帰りました。帰る前に売店をチラ見

売店は前回立ち寄らなかったので初めてです。

まだタンタンのグッズもありました。

でもねぇ…どれも地味でいまいちパッとしないんですよね。わたし個人の感想ですけども。グッズにするにはもっといい写真あるんじゃない?と思うような品ばかりでした。

公営の動物園だからというのもあるかもしれないけど、グッズに関しては惜しい感じが否めません。兵庫知事選のSNS戦略で活躍したというあのキラキラ女子に監修を頼んだらいいのに…

(ノ∀`)

なーんて毒を吐いたところで動物園を後にしました。

この後はいよいよこの旅の目的である旅友さんたちとの女子会です。

(*・ω・)

↓2021年に来た時の旅行記です。

元気な頃のタンタンの姿もありますので、もしよかったらご覧ください。

https://4travel.jp/travelogue/11683390

“秋の神戸で女子の集い’24 〈vol.4〉物欲、食欲、パンダ欲” への2件の返信

  1. のっこさん こんにちは
    風邪良くなられたようで何よりです。
    私も年末にインフルエンザになってしまい
    なかなか回復せず今も咳が残っています。
    今年のインフルたちが悪いわぁ 
    どうかお気をつけください

    美味しい洋菓子屋さんって
    お店の近くに行くと良い香りがしますよね
    いいお店を見分ける大事なポイントだと個人的に思っています。

    タンタン愛されてたんですねぇ 
    コウコウや子供には恵まれなかったけれど
    その分みんなに愛されて幸せだったんだと思います。
    それにしてもパンダの子孫繁栄はデリケートなんですね
    初めて知りました。

    スリランカカレーって美味しそう
    我が家の周辺にはインドネパールカレー屋が多く
    悪気はないんでしょうけれど 巨大なナンが売りのお店が多く
    ニコニコして 「お代わりしてくださ〜い」
    って言ってくださるんですが、小サイズでいいよぉ〜
    と心の中で呟いています。
    最近スリランカカレーのお店を発見したので 
    行ってみたくなりましたよ
    すぐ隣にインドパール料理屋さんがあるのに
    共存してるので、ちょっと良いかも?ですね

    1. someさん こんばんは(。゚ω゚)ノ
      コメントありがとうございます。

      インフルに罹ってしまいましたか。
      今年罹った方は皆さん咳が酷いですね。咳喘息のようになっている人もいますから、someさんも完全回復できるよう栄養と休息を大事にお過ごしくださいませ。

      風邪は治ったものの、寒さが厳しくなりましたし、インフルエンザも引き続き警戒しますね。健康第一!
      (`・ω・)ゞ

      私もパン屋と洋菓子屋、あと洋食屋さんは良い店ほどいい匂いがすると思います。神戸はそういう店がいっぱいあるから誘惑に負けないのが大変です。あちこちからいい香りが…

      タンタンは震災復興の励ましとして来日したパンダで、神戸の人にとって特別な存在だったと思いますよ。ご長寿だったのもあり、飼育員さんたちからも大事に愛されてましたね。亡くなったのは悲しいものの住み慣れた神戸から旅立てて幸せだったのではないかなぁ。

      スリランカカレーや南インドカレーはご飯が主食で、油が少ないのが好きです。サラッとしていて野菜も多くて美味しいのでぜひお試しください。
      (*・ω・)

      カレーと一言に言っても昔ながらの日本式、欧風、インド、タイ、ネパール、スリランカ等幅広いですからね。近くにあっても共存できるのでしょうね。

      日本てカレーの種類が非常に多く楽しめる珍しい国なのかも?そんな気がします。

      のっこ

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