20年越しの憧れ。中国成都でパンダまみれのGW 〈vol.16〉DAY4 成都のパンダ基地④ ここは熊猫版夢の国

パンダ好きとして長年憧れていた、中国四川省成都のパンダ基地3つをめぐるツアーに参加した旅行記の続きです。

なるべく読みやすい長さで、場所ごとに読めるように書くつもりですが、成都への長年の憧れとパンダ愛が深すぎて長くなってしまう可能性があります。サラッと読み流して下さい。

シャンシャンに会いに行きたくて同様のツアーの参加を検討しているという方など、どこかの誰かの何かの参考になったら嬉しいです。

この記事ではツアー4日目、成都のパンダ基地のことを書いています。今回のツアーでまわった三つのパンダ基地の中で一番街に近く、とても広いこの基地には和歌山のアドベンチャーワールドから帰国した「浜家」のメンバーが暮らしております。

ここも写真が多いためいくつかに分けて書きます。よろしくお付き合いください。

(*・ω・)

私の長年の憧れである成都のパンダ基地。

はじめに行った旧エリアは人人人の大混雑で、まともにパンダを見れぬまま終わりました。

もしやこのまま終わってしまうのか…と気持ちが沈みどんよりしましたが、その後移動した新エリアでは和歌山の浜家の娘「桜浜」に再会し、小さな子供パンダの愛くるしい姿も見られました。

新エリアは新しくて建物や庭も綺麗で、トイレもピカピカ。通路が広くてパンダも見やすい。

最高です。゚。+(=゚ω゚)ノ+。

どの子が推しとかが特に無い「浅いパンダ好き」な私は、パンダ基地でパンダ紹介のネームプレート撮影をほとんどしておらず、どれがどの子かは把握していません。

自分はそれでいいんですよ。

どの子もかわいいから♪(*´ω`*)

木の上でスヤァァ

いいねぇ

こんな景色を見てみたかったのよ

台の上でゴロン

比較的大きくなったこのサイズでも、こういう台の上に登るんですね

パッと見た視界に4頭ものパンダがいる。

ここは天国かしら?

(∩´∀`∩)

緑の中で遊ぶパンダさん

かわいいな

かわいすぎて泣ける (。´Д⊂)

おばさんになると涙もろくなるねん…

かっこよく木に登るアグレッシブなパンダさん

ドヤッ

この子、隣の木に伝って脱走とかしないのかしら?気になる

(;^ω^)

※画像は人民網日本語版よりお借りしました

なぜそれが気になったかというと、中国では脱走に成功しかけたパンダがいるのです。

北京動物園にいる萌蘭というパンダは、おもちゃのボールに乗り、ロープを踏み台にして柵を越えた猛者なのです。

人民網日本語版よりお借りしました

萌蘭はこんな風に柵を乗り越えたんですって。

かなり頭が良くて、腕力があるんだなぁ。

↓この記事で萌蘭の脱走事件が紹介されています。

親パンダの紹介記事も面白く、記事内に貼られた動画が秀逸なのでご興味のある方はぜひご覧下さい。

腹筋する萌蘭や母パンダを誤って落としてしまう事故の動画が笑えますよ。

http://j.people.com.cn/n3/2023/0424/c94475-20010280.html

この記事を読み、萌蘭に会いに行きたくなりました。彼はいま北京動物園にいますが、生まれは成都のパンダ基地です。

こちらは日本生まれのパンダさん

誰かに似てませんか?

これを見て分かるあなたはパンダ通よ

(*・ω・)

この子は和歌山のアドベンチャーワールドの浜家の長男である雄浜です。

ビッグダディ永明とその前妻である梅梅との子供で、2001年生まれ。もう23歳ですから、人間でいうと60代ぐらいかと。

雄浜も父の永明さん同様にたくさんの子供がいるそうです。ちなみに中国のパンダ基地では、ずっと同じペアではなくて、条件等がマッチングした男女で子を成すようです。一夫多妻制みたいな感じかしら?

だからパンダの家系図を書いたら、アメリカの青春ドラマのようにくっついたり離れたりした複雑な絵になるんじゃないかな?

浜家の家系図 ※週刊新潮のサイトより画像をお借りしました

永明さんは二歳になる前に和歌山に来日し、最初の妻である蓉浜が早逝後、後妻に来た梅梅とペアになりました。

夫婦になった二頭はたくさんの子を成し、梅梅が亡くなる直前には梅梅の連れ子(まあいわば)である良浜とも子を成します。

※梅梅は良浜が初産ではなく、中国にいる時にお産を経験した経産婦です。(*・ω・)

永明は良浜とも相性抜群で、アドベンチャーワールドは子沢山になって栄華を極めたのでした…

↓浜家の家系図

(アドベンチャーワールドのサイト)

https://www.aws-s.com/panda_breeding_and_research/about/familytree.html

この辺りの浜家ストーリーが気になる方は私の過去旅行記をご覧ください

浜家は昼ドラ感がおもしろいですよ(*・ω・)

https://4travel.jp/travelogue/11811776

これが和歌山のビッグダディこと永明さん

昨年(2023年2月)帰国する数日前に撮った写真です。30歳越えのご長寿パンダです。

フェイスラインが雄浜と似てますよね。

永明を見ると、私は亡き母方の祖父を思い出します。なんとなく似てる気がするんだよなぁ

(;^ω^)

多くの子供を作り、浜家を繁栄させた永明さんも現在はこちらの成都パンダ基地にお住まいです。しかし永明さんは高齢のため、一般公開はされていません。稀に映像が出るぐらい。

中国の施設には高齢パンダ用の養老院があるので、おそらくそこでゆっくり過ごしているのでしょう。お顔だけでも見られたらいいのにね。

雄浜の他に、このパンダ基地に浜家のファミリーである愛浜もいたんじゃなかったかな?記憶が薄れてしまいました。

和歌山に残る結浜もそろそろ性成熟期ですから、中国へ帰国なのかなと気になっています。

永明さんがいなくなり、オスがいない浜家の今後は果たしてどうなるのか…気が気でありません。

(||゚Д゚)

新しい男女ペアが来て、シンゴジラならぬ「新浜家」になるのかね?

それとも若いオスが一頭来て、結浜、彩浜、楓浜と一夫多妻制にするのか。

中国とパイプが太い和歌山自民党のドン二階さんも引退することですし、この先が読めませんね…

再び歩き、たけのこタワー方面へ

これが成都パンダ基地新エリアのランドマークよ

たけのこをスパッと真ん中から切った断面図ですな。萌え断系で斬新だ。

これを見ていると青椒肉絲が食べたくなるw

パンダと同じく、私はたけのこが好きなの♪

(*´ω`*)

たけのこタワーのそばには飲食店の入った商業施設もあり、映画館やマックまでありました。

施設の中にあるってのがすごいねぇ。

だって入場料を払わないとここに入れないのよ。

ガイドさんが「今日のお昼はマックにする?」と冗談を言ってたけど、個人的にはそれでも全然アリです。

ていうかむしろマックが食べたい。

中国のマックってどんなか気になるやん。

(〃▽〃)

成都パンダ基地所属、中国一のスターパンダ和花ちゃんを模したアイスも売ってます。

中国では和花人気が凄まじいので、今回のツアーで行ったすべてのパンダ基地でこの形のアイスがありましたよ。

知覚過敏でアイスに弱い自分は、熊猫冰粉のほうが気になるわ。

カラフルでかわいいし、美味しそう。

果頼烘培はベーカリーですね。

「果頼(ゴーライ)」はおいでという意味の中国語で、和花ちゃんの担当飼育員さんがそうやって彼女を呼ぶんですって。

和花ちゃんと飼育員のおじさんのペアの動画も人気ですよ。ほっこり系よ。

たけのこタワーから離れ、がらーんとした道を進みます。

パンダもおらず、先が見えない。

すでに歩き疲れている私は、一体どこに向かっているのか分からず不安になってきました。

年末年始に母とシンガポールに行き、駅まで行くのに私が先導している時、母はこういう風に思ったそうです。どこまで歩かされるか分からなくて怖かったと。

しかしその時は300メートルほどしか歩いていません。こっちはかれこれ黙々と10分以上歩いてますよ。それ以前の移動もめちゃ歩いてます。

(´Д`A;)

ツアー参加者の母娘組のお母様は私の親より高齢で、杖をついていました。おそらくここの移動はかなりきつかったと思います。私でも相当疲れましたから。

それなのに愚痴ひとつこぼさず歩いておられて、その姿勢や人となりに感動しましたよ。うちの母に見せてあげたい。

それ以前に自分も見習わねば…

(ノ∀`)

延々と歩き、どうやら旧エリアの方へ戻っていたようです。

歩いてやってきたのは夢圓と夢想という双子パンダのお庭でした。ドイツはベルリン生まれの帰国子女パンダなんだって。

写真を撮ったつもりが、データが無い。

歩き疲れてボケていたのかしら…(ノ∀`)

フランス帰りの子も撮ったはずが、それも無い。

泣ける。

そのぐらいに歩き疲れ、後半は名前等ほとんど確認していませんでした。

パンダさん、名前がわからなくてごめんね。

おっ、なかなかの美パンダやな

生き生きした表情がいいねぇ

この子はポージングがうまい。

撮ってくれと言わんばかりの斜め上目線よ

だけど正面から見ると別パンダのよう

お顔が四角くて大きめですな。

きみは斜めから撮る方が写りがいいね。

(;^ω^)

この子もたしか、ドイツかどこかの外国帰りだったような。

パンダ紹介のプレートの写真がこの姿のまんまでしたよ。

寝食いが基本Style (★ゝω・)☆☆

笹に埋もれて寝食い。

いいねぇ。幸せだねぇ。

私も来世はこんな風に生まれたいわ。

男性飼育員さんを翻弄させ、大事にされる。

それって素敵やん♪(*´ω`*)

でも、年頃になると自分の意思に関係なくいろんな相手とマッチングさせられるのはちょっとアレよねぇ…

パンダのようなライフスタイルに憧れる私ですが、ここに来てそのメリットとデメリットを真剣に考えたのでした。

それはともかくとして、成都のパンダ基地は大変見応えがあります。パンダが好きな人はもちろん、それほど興味がなくてもかなり楽しめる施設だと思いますよ。

ここは必ずまた来ます。

中国ビザ、早く不要になってほしいなぁ

こちらは熊猫厨房

四川航空の機内食を作っています。

嘘です。

ここではパンダのおやつであるパンダ団子(パンダケーキ)等を作っているようです。パンダ団子はシャンシャンも目を細めて味わってましたね。どんな味なんだろう?

続いてはこの日のお昼ごはんと、施設内のお土産屋等を紹介します。

“20年越しの憧れ。中国成都でパンダまみれのGW 〈vol.16〉DAY4 成都のパンダ基地④ ここは熊猫版夢の国” への2件の返信

  1. のっこさん 旅行記でいろんなパンダが拝見できて
    嬉しいです。
    それにしてもホワンとした和花ちゃんの
    対極にいる萌蘭はほんとにカンフーパンダそのものみたい
    のんびりしたパンダのイメージを裏切るアクティブさで
    度肝を抜かれそう ご紹介の動画も楽しかった♪

    可愛い子パンダ群を愛で 
    帰国子女達とまみえるこの基地
    パンダ愛に溢れる方々を惹きつけてやまないのは納得

    1. someさん こんばんは(。゚ω゚)ノ

      パンダそれぞれに個性がありますし、顔立ちや体型、性格が違って面白いですよね。

      和花ちゃんのほのぼの感、萌蘭のアクティブさ、シャンシャンの繊細さ。みんな全然違うし、どれも魅力的です。

      萌蘭の堂々たる横開脚も見てみたいですし、その母はポーズが得意な北京動物園のトップ女優だとかで、それも非常に気になります。こうして更なるパンダ沼にハマっていくんだろうなぁ
      (ノ∀`)

      パンダ好きがここに行くとまるで夢の国のようですが、ある意味で危険です。ツアーの中にはここが二度目の方も数名いましたし私もきっとそうなりそう…

      日本から6時間のフライトで、ビザがいるというのがブレーキになってますが、これが台湾ぐらいの距離ならばどうなっていたか。恐ろしや
      (;^ω^)

      のっこ

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