20年越しの憧れ。中国成都でパンダまみれのGW 〈vol.14〉DAY4 成都のパンダ基地② あの子との再会

パンダ好きとして長年憧れていた、中国四川省成都のパンダ基地3つをめぐるツアーに参加した旅行記の続きです。

なるべく読みやすい長さで、場所ごとに読めるように書くつもりですが、成都への長年の憧れとパンダ愛が深すぎて長くなってしまう可能性があります。サラッと読み流して下さい。

シャンシャンに会いに行きたくて同様のツアーの参加を検討しているという方など、どこかの誰かの何かの参考になったら嬉しいです。

この記事ではツアー4日目、成都のパンダ基地のことを書いています。今回のツアーでまわった三つのパンダ基地の中で一番街に近く、とても広いこの基地には和歌山のアドベンチャーワールドから帰国した「浜家」のメンバーが暮らしております。

ここも写真が多いためいくつかに分けて書きます。よろしくお付き合いください。

(*・ω・)

ツアー4日目のこの日の午前中は、私の長年の憧れである成都のパンダ基地にやってきました。

しかしながら中国は大型連休中で、大パンダブームのため施設内は開園直後にも関わらずかなり混雑しています。

昔からある旧エリアでは、ゆっくりとパンダを眺めることができないまま終わってしまいました。

成都のパンダ基地の案内図

ツアーのご一行はガイドさんに連れられ、近年拡張オープンした新エリアの方へと向かいます。

上の地図の中央オレンジ色「熊猫会客庁」から上が新しいエリアです。

広大なこの基地は東京ドーム65個分ほどの広さがあるそうで、たった数時間では全てを細かに見ることは不可能。この施設をじっくり楽しむには2日ぐらい欲しいかなぁ

こちらの建物「Panda Panoramic Canteen 」も新しいそうです。

ここの中を通って行きます。

建物の中はお土産コーナーや軽食コーナーがあります。とても綺麗で見やすい。

前日訪れたシャンシャンのいる雅安のパンダ基地とは比べ物にならないほど今風です。天井も洒落たルーバー天井よ。←職業病によるチェック

ここはシャンシャンのいる施設と運営会社が違うそうですし、あちらは田舎で施設自体が古いですから仕方ないですけどね。ここを見たらシャンシャンがちょっと不憫で可哀想に思えてしまう。

(;^ω^)

この施設の壁面の外にはパンダのお庭があり、コーヒーを飲みながらパンダが眺められるようになっています。

撮影時はタイミングを逃してパンダが一時帰宅してしまいましたが、窓の外でパンダがコロコロと遊んでいましたよ。

パンダが見えるカフェのある建物は通過し、一行は先に進みます。

こちらの新エリアは通路が広々しています。旧エリアと比べると人も少なくて歩きやすい。

先ほどの建物から少し進んだところ

ここは昨年和歌山のアドベンチャーワールドから帰国した「桜浜」のおうちです。

浜家ファミリーはこちらのパンダ基地の血筋ゆえ、父の永明、桜浜、桃浜は現在こちらで暮らしています。

到着時、庭にパンダの姿はありません。

どうやら不在の模様。出勤前かしら?

こちらの新エリアもパンダの庭は広く、奥行があります。そして木が多く植えられており、パンダがいても探すのが結構大変でした。

庭をじっくり探してもやはりいない。

笹はセットしてあるので、そろそろ出てくるはずなんですが。いないの。涙

桜浜の数軒隣が双子の姉妹である桃浜のおうち。

なんとこちらも不在。

うそーん

(´;ω;`)

旧エリアの方もろくにパンダが見えず、桜浜と桃浜も不在だなんて…

パンダ運がついに尽きたかと思い、かなりガッカリしました。憧れの地でこの状態は悲しすぎる。

とりあえずこのエリアで30分ほど自由時間にしましょうとなり、先ほどのカフェに再集合となりました。

買い物するもよし、パンダを見て回るもよし。

私はとりあえずお手洗いへ。

(ノ∇〃 )。o○

中国に来て数日、一番綺麗なトイレに出会いましたよ。

洋式で、ウォシュレットがある!

シートペーパーまであるやん!!

(||゚Д゚)

あまりの衝撃に撮影してしまいましたよ。

紙もあるし、ハンドドライヤーもあって、日本のトイレと同じクオリティです。中国もやればできるじゃないか。

なにしろ中国ではトイレは和式が基本で、紙があるのは非常に稀ですからね。

それ以上にこちらに来て驚いたのは、中国の方はトイレに入る時に鍵をかけない人が多いということです。

空いていると思って扉を開けると、中で用を足している人がいて「キャッ」と言われたりしました。キャッて言いたいのはこっちよ…

(ノ∀`)

そしてその件で分かったのは、中国の方は扉の側を向いて用を足すということ。

後日この話を台湾旅仲間にしたところ、「中国では背中を見せたらあかんのやで〜」だそう。背中を見せたら殺られる恐れがあるからなんだって。

なるほどねぇ

ここのトイレの綺麗さはツアー仲間も衝撃だったようで、みんな口口にその驚きと感動を興奮気味に話していました。ここのトイレはすごい!と

そのぐらい、日本人はトイレにデリケートよね。

(;^ω^)

しかしさ、女性でもトイレの鍵をかけないってのはなぜだろう?新幹線のトイレで鍵をかけてないおじさんは今もたまにいますが、男性は普段小用を足すときに個室以外では鍵をかけないですからね。なんとなく分かるけど。

トイレが綺麗なだけでなく、屋外の水道給水管も竹のように装飾されていましたよ。

笹の葉まで付けられて芸が細かい!

すごいやん。(*・ω・)

用を済ませた私は、諦め切れずに再び桜浜と桃浜のおうちへと向かいました。

上の写真は途中にある屋内展示用の建物です。

パンダは高地に住む動物のため暑さに弱く、気温が25度ぐらいになると室内に入ります。

つまり夏場はパンダ見学には不向きな季節なので、成都や上野等の動物園に行く方はご注意くださいね。

木に登ったりして遊ぶ姿を見るならば、涼しい季節でないとダメなんです。成都は盆地で、山梨の甲府と姉妹都市だそうですからね。夏はわりと暑いみたいですよ。

パンダは寒さには強いですから、冬場がベストシーズン。夏頃に産まれる赤ちゃんパンダが見られる11月頃が良さそう。

桜浜の庭に行くと、木の陰に白と黒がチラリと見えました。

あれ?

いる!!いるーー!!

いつの間に出てきたの?

桜ちゃんが出てきてくれてうれしい。

2020年以来の再会ね!

(´;ω;`)

もっと近くに来て欲しい。

お顔を見せて〜

あ、動いた

あーっ、奥に行かないでぇぇ

(´;ω;`)

あ、戻ってきた♪

これが唯一、桜浜をちゃんと撮れた写真です。

(;^ω^)

このあと桜浜はこの木の陰に腰掛けて、食事をはじめました。

横にある木が邪魔なんだけどw

右に行ったり、左に行ったりして桜浜を撮ろうとしていると、私と同じようにカメラを構えている女性がいました。ここにいたのは、私とその方の二人だけ。

私が「あーっ」と独り言を漏らすとその方がこちらをチラッと見たので、もしかして日本の方ですか?と声をかけました。

お一人でいらしていたこのお姉さんは桜浜&桃浜のファンだそうです。完全な浜家推しのようで、雅安には行かないとのこと。

彼女の付けている指輪が目に入り、見せていただきました。オリジナルの浜家リングと時計がすごいよ!!文字盤がかわいい。

これは浜家が7人(永明、良浜、桜浜、桃浜、結浜、彩浜、楓浜)全員が揃っている時の記念に作ったのだそう。浜家愛が深いですね。

゚。+(=゚ω゚)ノ+。

お姉様と話しながら桜浜を眺めました。

お姉様によると、最近の桜ちゃんはこの木の陰にいることが多いのだそう。

その口ぶりから、何度も成都にいらしているのが分かりましたよ。

それにしてもこの木…

なんと邪魔であろうか。

嫌がらせ?(;^ω^)

御簾の陰に隠れるお姫様を眺めるような感じです。姫のお姿を安易に見ることは許されない。

パンダにとってはストレスが減るから、これがいいのでしょうけどね。パンダ基地ではパンダファーストが基本ですから。

お姉様によると、桜ちゃんも帰国後は環境の変化でメンタルをやられて少し痩せていたそうな。

しかし今では食欲もあり、太ったのだとか。その証拠に腰のあたりにお肉がたっぷりと付いて、波打ってますね。まるで私の三段腹みたいよ。

シャンシャンの動向は時々ニュースになりますけど、浜家の方はほとんど伝わってこないのでもっとパンダのニュースを増やしてほしいなぁ。

成都に行く人が少しずつ情報を発信することで、助かる、嬉しい人がきっと大勢いるはず。そう思って私はなるべく細かく記録してます。

一旦カフェの建物に戻り、パンダがいるカフェの景色を再度撮ろうとしたら、さっきいたはずのパンダがいない。どこ行った?

自由時間はあと少しなので、ツアーの仲間に桜浜が出てきたことを伝えて再び桜浜のおうちに戻りました。

桜浜、桃浜のいるエリアの前にはこのようなベンチがあり、雨よけの屋根もあります。じっくり座って眺めたり、待つことができますよ。

これは余談です。

日本だと中国人はマナーが悪いという印象ですけど、中国の観光地にはこのようにゴミ箱が多数設置されており、ゴミの分別もされていました。

滞在中にマナー関連で不快な思いをすることはほぼなかったですよ。トイレの順番を抜かそうとする人が数名いたぐらいで、それも声をかけて注意すれば大丈夫です。

ツアーのメンバー全員が戻ってきて、みんなで桜浜を眺めました。

木の陰からは出てきても、決してお顔を見せないいけずな桜浜なのでした…

うしろ姿フェチの私はこれでも問題ないけど♪

相変わらず白の毛並みが綺麗で、美しいうしろ姿ですな。浜家の娘たちはお目目キラキラのアイドル顔で、みんな毛並みが綺麗よね。

美しい新米おにぎりのよう。

丸っこい、モフモフしたシルエットがたまらん。

バックハグしたい…

(*´ω`*)

しかしパンダの毛はスチールウールのごとく硬いというのは、前日雅安のパンダ博物館で知りましたからね。バックハグしたらチクチクしそうw

昨年2月の浜家帰国前にアドベンチャーワールドに行った時、桜ちゃんは発情の兆候で見られませんでした。今回ここで数年ぶりに再会できて嬉しかったです。

桃浜には今回会えなかったし、ここはまた必ず訪れたいな。やり残しがあるとまた行く理由になるから、自分的にはこれでヨシ。

次はゆっくり、好きなところを好きなだけ眺めたい。

↓昨年浜家の見送りに行った時の旅行記です。

よかったらどうぞ(*・ω・)

https://4travel.jp/travelogue/11811776

桜浜に会えたことで、ようやくテンションが上がりました。引き続き成都のパンダ基地を散策します。

“20年越しの憧れ。中国成都でパンダまみれのGW 〈vol.14〉DAY4 成都のパンダ基地② あの子との再会” への2件の返信

  1. のっこさん こんばんは
    激混み旧エリアから新エリアへ移動お疲れ様でした。
    桜浜ちゃんに会えて良かったですね♪

    そしてお手洗いの美しさに私も驚きました。
    やればできる子なのね 中国…
    ここでウォシュレットと美しいお手洗いの快適さを
    中国の皆様に知って欲しいなぁ
    まぁきれいなトイレに慣れすぎてると
    災害の時に困るんですけどね…
    人間快適さに慣れるともう… うん戻れませんわ

    1. someさん こんばんは(。゚ω゚)ノ

      新エリアに移動して、ようやくパンダ見物を楽しめました。
      桜浜、桃浜ともに不在なのを見た時はガッカリしましたけど、桜浜だけでも出てきてくれてよかったです。

      桜浜のお庭の前にいらした日本人のお姉さんともお話しが出来たし、ここはいい思い出になりました。

      この施設のトイレは極めて日本的で、ホッとしましたね。和式がほとんどなので洋式なのがありがたいし、ウォシュレットやシートペーパー完備なんて他では無かったですよ。

      洋式が空いていても入る人がいなかったり、中国の人は未だに和式がお好きみたいですから、これが一般に普及するのは難しい気もしますが…
      (´Д`A;)

      災害時どころか、日本人はアジア等海外旅行先でのトイレにガッカリすることが多いですよね。かといって普段からランクを落とす?のは嫌だし、トイレ問題は難しいです。

      のっこ

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