変われない私の、変わらない誕生日前祝い台湾旅 〈vol.7〉高雄の常宿ホテルドゥア

高雄に到着し、地下鉄に乗って今宵の宿のある美麗島駅まで移動しました。

美麗島駅6番出口を出ます。

駅の横には郵便局があります。

懐かしい…

郵便局にはスヌーピーとのコラボ商品の案内が。

私は子供時代の刷り込み現象でキティちゃんとスヌーピーに弱くて、つい足を止めてしまいましたよ。新幹線のカナヘイコラボといい、台湾はキャラクターグッズが豊富なんですよね。

台湾の郵便局のトレードマークである白鳩グッズもあるようです。鳩の絵のダンボール箱が欲しくて、いつか持って帰ろうと目論んでます。

郵便局の角を右に曲がるとお宿はすぐそこ。

今夜のお宿HOTEL duaに到着です。

ここは高雄での私の常宿で、3回目か4回目ぐらいです。2015年頃に愛読ブログで知り、高雄ではここ以外泊まったことがありません。

台湾においてそういう宿はここだけ。

最後に来たのはコロナ禍の前ですから、5年ぶりぐらいかな?いつもと変わらぬ景色なのでそんなに経っていると思えませんでした。

ここに来られない間に私は色々あり、一人で泊まりに来るのは初めて。そこだけがなんだか変な感じ。かつてはパートナーと来ていました。

そういう宿に一人で来るのはちょっと辛いかなと思い、当初は別の宿を予約したのですが、立地も部屋も大好きなので思い切って泊まることにしました。

別に揉めて別れたわけでは無いし。

勝手知ったる宿なので新鮮味はありません。

あるのは時の流れとその間の自分の変化だけ。

勝手が分かるというのは安心感でもある。

8階の部屋でした。

ただいま

久しぶりに帰ってきたよ。

一人だけど。(;^ω^)

このホテルは部屋が広くて、落ち着いた内装なところが好きです。ソファもあるし、物が置ける長いテーブルも使い勝手がいいんですよ。

水まわりも広いです。

女優ライト的な照明がいい。

バスタブは大きくて深いので、ゆっくりバスタイムを楽しめます。

沢山歩く旅は足が疲れますからね。湯船に入りたいですよね。

シャワーブースとトイレ

トイレの背面の壁や冷蔵庫は黒ベースの客家花柄で、そのセンスが自分的に好みです。黒や茶、グレーでまとめられた中に、赤が差し色として使われていてそこが素敵。

前日の宿同様にここもいつもの旅よりも少し奮発しました。コロナ禍の前、最後に高雄へ来た時は日帰りで、ここに泊まれたらいいのになと思ってすごく悲しかったんですよ。

だから今回はケチケチせず、本当に泊まりたい宿に泊まろうと決めました。せっかくの数年ぶりの高雄なんですもの。ここは何度リピートしても飽きず、泊まる度にやっぱりいいなと思える大好きな宿だからお金は全然惜しくありません。

部屋に入った時は過去を思い出してちょっと感傷的な気持ちになったけど、すぐに慣れました。パートナーはおらずとも、こうしてまたここに来られてよかったという思いの方が強かったです。

初めてここに泊まった時はその少し前の仕事帰りに死を覚悟するような体調不良に襲われたんですよ。そんなことがあったのに無理矢理旅行に来てここに泊まり、数ヶ月後に再び同様の症状に襲われて私は緊急入院しました。エコノミークラス症候群でした。飛行機なんて乗っていい状態ではなかったんです。知らぬが仏状態。

病気を機に仕事を辞め、その年のお盆休みに再びここに来たんだっけな。過去の思い出が次々と蘇りました。苦しく怖い病気をしても台湾に来てしまうほど、その頃は台湾にハマってました。

それで今回ここに泊まりたかったのかな?今これを書いていて気が付きました。生きて、またここに来られた喜びを感じたかったのかも。

そう思ってしまうぐらいに、この数年は正直かなりしんどかったんですよ。今年はそういう過去の諸々の節目のように感じています。きっとここからまた再スタートなんだろうな。

宿の居心地が良過ぎて、前日同様に出かける意欲がどんどん失せてしまいます。でもせっかくの高雄ですから、少し街をぶらぶらしましょう。

ホテルを出たところの景色は台湾南部によくあるチェーン店の茶の魔手というドリンク屋やワトソンズ、眼鏡店。何年も前からずーっと変わらない。その変わらなさ具合にホッとしちゃう。

やっぱり私はこのホテルが好きだ。

しみじみと感じて、出かけました。

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